「父」です。
妻が書いた通り、二泊三日で家族旅行に行ってきました。
この旅行に際し、私には一つの計画があったのです。
それはニンテンドー3DSで、すれ違えるかということ。
3DSには「すれ違い通信」という機能があり、3DSを持っている人たちが近づくと、自分の分身であるMiiが相手の3DSに訪ねてくるというものです。
最盛期には繁華街に行こうものなら、一瞬で何十人とすれ違えるほどでした。
しかし、3DSは現役から退き、その座はswitchに渡っています。
3DSとWiiUのeショップのサービスが終了してしまったのも、記憶に新しいところ。
過去の機体となってしまったんです。
この3DSを現在も愛用している人が、どのくらいいるのだろうと私は思いました。
そこで旅行中、3DSを持ち歩き実験してみたんです。
1日目 名古屋港水族館
春休みということもあり、多くの子どもたちで賑わっています。
しかし、小中学生は対象年齢と少し外れています。
彼らはswitch世代だからです。
狙いは高校生以上。
一日中、水族館を歩き回り、その日の宿泊地へ向かいながら3DSを確認してみました。
すると通信があったことを知らせる緑色のランプがついていたんです。
やって来たのは、福井県にお住いのアダクさん。

やはり3DSユーザーは今の時代にもいたんです。
幸先のいいスタートです。
2日目 志摩スペイン村
人がいないことで有名だったスペイン村でしたが、意外と多くの観光客がいました。
チュロスというものを始めて食べましたが、こんなに美味しいものだとは知りませんでした。
ここでも一日中、スペインの風を満喫しました。
そしてなんとここでは3人とすれ違うことができたんです。

最終日 伊勢神宮
いよいよ旅も終わりに近づきました。
最終目的地は伊勢神宮。
以前来た時には夕方ということもあり、あまり人はいなかったんですが、この日はものすごい人出でした。
これは期待できます。
そして旅はあっという間に終わり、帰りの車中で3DSを確認すると、緑のランプはついていません。
あの人出でも3DSを持っている人とは会えなかったのか、とがっくりしていると、電源ランプもついていないではありませんか。
3日間、一回も充電しなかったので、電源が落ちていたんです。
帰宅し、充電しながら確認すると、2人とすれ違っていました。

この3日間の実験を経て確信しました。
3DSは過去の機体などではないということを。
愛している人たちがこんなにもいたんです。
3DSでしか遊ぶことができない名作ゲームも多数あります。
私も3DSを愛していこうと心に誓ったのでした。