どうも、鳥母です。

 

最近気になったニュースがあります。

「福井県池田町が公開した池田暮らしの七か条」・

 

これ、かなりたたかれてましたね。

だから田舎に人が行かないんだ、みたいな。

でもさ…私、そんなにひどいこと言ってないよなあと思ったの。

むしろこういうこと、最初に教えてくれた方がいいよなって。

 

第二条 参加、出役を求められる地域行事の多さとともに、都市にはなかった面倒さの存在を自覚し協力してください。

 

これ、本当にそう!

鳥居家が住んでいる市町村は、めっちゃくちゃ田舎、って土地ではないです。

人口もそこそこいるし、隣のおうちが何百メートルも離れてるなんてことないです。

まあ、アパート住まいですからね…壁一枚先に別の家族が住んでて、でも交流はないです。

そんな距離感。

 

なのに、なのにです。

地区の役員は結構な頻度で回ってきます。

十数年に一度くらい。

10~20軒くらいのまとまりで「組」っていうものが作られていまして、回り番で組長するんですよね。

子どものころ住んでいた松本市では、考えられないほど役員頻度が多いと思う。

 

第三条もね、うんうん、っそうだよね、って条文です。

 集落は小さな共同社会であり、支えあいの多くの習慣があることを理解してください。

 

うちのあたりではないんですが、会社の大先輩が住んでいる地域はちょっと山側に奥まっていることもあり、「雪かき担当場所」が各戸で決まっているそうです。

で、つい先日、全国的に大雪だった日、出動したそう。

これね、自宅前の雪かきをしよう、程度の生易しい雪かきじゃないの。

小学生の通学路を確保するための雪かきで、過疎地だから住民も少ない。

となると、畑や田んぼの中の道を延々かく、ってことになる。

 

都市部からやってきた人が、こういう作業を厭うのは想像に難くないけど、やらざるを得ないのが田舎です。

土地はだだっ広いわりに人がいないから、行政の手が回り切らない。

そしたらやっぱり自助努力ですよ。もうしょうがないよ。

 

面倒だろうな、って思うけど、各戸で担当が決まってたら公平だな、とも思う。

今鳥居家が住んでいるあたり、賃貸が多いので、みなさん雪かきしないの。

うちはするけど。

で、アパートから駐車場まで一番距離があるのがうちで、みなさんうちの掻いた場所をあるいてらっしゃるよね。

いっそみんなでワイワイ出来たら楽しいのにな、と思う。

 

 

こういう煩わしさを端的に表した七か条だと思ったんだけど、やっぱみんな「じゃ田舎はやめとこう」ってなったのかしら。

自然が好きで人づきあいが苦にならなくて、みんなでワイワイやるのが好きな人には好いと思うんだけど、田舎。