「父」です。

有川浩の初期作品、「塩の街」「空の中」「海の底」の三作品は自衛隊三部作と呼ばれています。
シリーズ作品ではないんですが、それぞれ陸上自衛隊、航空自衛隊、海上自衛隊の隊員が主要人物となっているからです。

この三部作、我が家に文庫版があるんですが、塩の街だけ行方不明になっています。
なので長女も次女もそれだけ呼んでいないんです。
それはもったいないということで、公共図書館に行って借りてきました。
ラノベ版とハードカバー版の両方をです。



この作品は始めにラノベ版が発売されました。
その後、ハードカバー化するという珍しい作品です。

どうして2冊も借りてきたかというと、ハードカバー化の時に大幅改稿され、番外編も追加されているからです。
ならハードカバーだけ借りればいいんじゃ、と思うかもしれませんが、私は改稿前の方が好きなんです。
特にラストが。
その辺を子どもたちにも読んでもらいたくて2冊借りました。

ところで図書館で有川浩作品を探してみたんですが、一冊も見当たりませんでした。
調べてみたら、すべて閉架書庫にあったんです。
もう過去の人なんでしょうかね。
好きなんだけどな。