どうも、鳥母です。

 

今日は昨今のキャリア教育の話を。

ここら辺の学校では、中2で職場体験に行きます。リストアップされている企業やお店、行政機関などから興味がある職場を選んで、職場体験をさせていただきます。

 

 

うちの長女は昨年、リラクゼーションサロン?に行って、ハンドマッサージを習ってきました。

店主さん主催のベビーマッサージの会に同行して、ママさんたちにハンドマッサージしたそうです。

体験させてもらって、ありがたいことです。

 

受け入れる立場にもなったことあるからわかるんだけど、本当に受け入れ側はボランティアで大変なんですよ。

仕事を教えても二日で去っていくわけだし、まじめな子ばかりとも限らない。

もう、ただのサービスです。

中学生に仕事の片りんを教えて、満足して帰ってもらう。正直、現場は仕事が増えるだけ。

 

サービス業の友人なんかは、種をまいているようだった。

「楽しく体験したなーって思ってもらって、家庭で話をしてもらって、いずれお客になってくれるのを期待する」

という精神で受け入れているそうです。

まあ、友人のところは子どもに「やってみたい!」って思われそうな業種だから、そこまでやる気ない子来ないんだろうな…

不人気な職はあぶれた子が来るみたいで…

体験後の礼状も、学校の用意したテンプレ丸写しだな、来た二人まったく同じ文面だ。人に読んでもらうって意識はないんだろうなこの汚い字…みたいな体験を数年見ていたので…中2全員職場体験、に、ちょっと懐疑的なわたくし。100%進学予定のやる気ない子にやる必要、ある?

いかんいかん、つい昔の記憶でふつふつと怒りが。

 

そんな悲喜こもごもな職場体験ですが、学校側も準備が大変なようです。

中1の末っ子が「キャリアノート」を書き始めた、と報告してくれました。

将来の夢は何か、行きたい学校は、親は子どもの進路や将来をどう考えているか、書け、というノートです。

「別に夢とかないよね。まだ自分が何になりたいかとか、はっきりしないし」

次女は淡々と言ってます。そりゃそうだろうよ。中1で実現可能な将来の夢をしっかり持ってそれに向って努力してる人間なんて、本当に一握りですよ。

「で、キャリアノートで保育園の時の夢と小学校の時の夢とその理由も書く欄があって」

ほほう?意味があるかはわからんが、そこまでかかせるのか。でも、君なかなか楽しい夢を見てたよね、保育園の時。なんて書いたの?

「正直に保育園の時の夢、『きいろいちょうちょ』って書いた。理由はもう覚えてないけど黄色が好きだったからだと思う、って」

ぶはっ。だよね、君しゃべりだしてから3年間くらいちょうちょになりたかったんだよね。

その夢諦めた理由もなかなかだったよね。

“さなぎになる方法がわからないからあきらめることにした”

今思い出してもかわいくて笑える。

 

今後娘たちがどんな夢をみるのか、楽しみに見守らせてもらおう。

そして来年職場実習に行ける情勢になってたら、礼儀作法はきっちり仕込んでから送り出すよ!