どうも、鳥居庵母です。

 

先日家族で話していて、「教養としての一般常識は身に着けておくにこしたことはない」って子どもに話したわけですよ。

ある程度知識がないと、お笑いのネタだって理解できなかったりするよ、と。

 

んで、「どこまでが一般常識?」と、夫婦で首をひねってしまったわけです。

次女曰く、

「前父と母がしゃべってた『ふだらくとかい』ってのは確実に一般常識じゃない。マニアック夫婦め」

うーん、でも、ダンナも知ってたし。

(補陀落渡海ふだらくとかい…補陀落浄土を目指して、お坊さんが閉ざされた小舟で海に漕ぎ出すやつ。和歌山のあたりで行われたんじゃなかったっけ。お坊さんのミイラあるじゃん、即身仏になるのが流行った時代の話だよね、くらいの知識です)

母「じゃあ、黄泉平坂は一般常識に入るの」

父「うーん、学校で習った記憶はないけど、知ってるよね。黄泉平坂とか、よもつへぐいとか」

(黄泉平坂よもつひらさか…あの世とこの世の境目にある坂。イザナギがイザナミから逃げた坂ですよ。)

(よもつへぐい…黄泉(あの世)で飲食すること。飲食すると戻ってこられなくなるのは、日本もギリシャも一緒ですね)

 

そもそも、つきあってた若かりし頃、「ケツァルコアトル知ってる人初めて会った!」とびっくりさせられたのがうちの旦那です。

ケツァルコアトルは羽のある蛇神です。ちなみに母の情報源は『薬師寺涼子の怪奇事件簿』田中芳樹、父の情報源はゲームらしい。

車を洗車機にかけて、「これ、けうけげんみたいだね」って言っても通じてたけど、普通の人はきっとけうけげん知らない。

 

そんな感じで次女に糾弾されたけど、次女だって先日

「もうこれからかさ連判状にしか見えない」ってなにかの絵を見て言ってた。

からかさ連判状も十分マニアックだと思うけど、一般常識なんだろうか?