大谷選手の活躍、すごいですね!同じ日本人として誇りに思います。人気を支えている一番の要因は、「純粋に野球を愛している」というひたむきな姿勢ではないでしょうか?もう2年待ってデビューすれば、おそらく200億円の大型契約が実現したでしょう。でもそれをせずにマイナー契約の年棒5千万円で入団した。アメリカのファンはよく見ていますから、この生き方に全米がハートに包まれたのです。

日本でも最近は、貧富の差はものすごいことになってますが、アメリカはさらに酷いです。政治も経済も何もかもカネ・カネ・カネ。それに嫌気がさしたアメリカ国民はヒラリーを嫌悪し、トランプに入れたのですね。アメリカという国は、カネのためなら平気で戦争もするし、人も殺す。そういう社会背景の中で、有り余る才能を持ちながら、無欲の青年が日本から来た。しかもあの爽やかなスマイル・・・全米中が彼のファンになるのは当然のことかもしれません。

野球に限らずアメリカのプロスポーツはカネにまみれています。スーパースターになれば、NBAでもNFLでもすぐに100億のカネが転がり込みます。一方の庶民の賃金は、たいして上がっていません。儲かっているのは、ほんの一握りの資本家だけです。フリーエージェントが野球に導入されて40年。その後、1984年のLA五輪でスポーツは金になるということが証明され、あらゆるスポーツがコマーシャライズされてきました。その象徴が NIKE です。発展途上国の工場労働者には日給数百円の賃金しか払わないのに、マイケル・ジョーダンやタイガー・ウッズには数百億円も払う・・・アメリカでも多くの人が、この行き過ぎた資本主義社会に首をかしげています。だからこそ、カネではなく純粋に野球を愛している大谷を応援しているのでしょう。

 

彼なら2年待ってヤンキースに行けば大金を手に出来たでしょう。でも鳴り物入りで入団して結果が出なかったら、NYのファンは黙っていません。そのプレッシャーに押しつぶされた大物選手は、過去にたくさんいます。その点、マイナー契約から大活躍している大谷は、誰からも非難されません。活躍すれば、給料はすぐに上がっていくでしょう。そういう意味でも、今回のエンゼルス入団は大正解だったと思います。この先どうなるのか楽しみですね!皆で大谷選手を応援しましょう!

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