タイでは７月３日に総選挙が行われるので、街のあちこちに選挙ポスターが貼られています。ポスターと言っても御覧のような超大型サイズなので、道にはみ出しそうに張ってあります。
写真はインラック・シナワット さんで、あのタクシン元首相の妹です。ポスターで見る限り、かなりの美人ですね。
政権交代を狙う最大野党・タイ貢献党の首相候補として立候補しているが、今のタイは、彼女が首相になるのでは と話題になっている。
彼女の支持基盤は多くの人口を抱え、政治意識の高まりつつある北東部の農村地帯。だが総選挙で最多票を集めたとしても、勝利を確固たる物にするための連立協議はうまくいきそうにないという。
タイは今、歴史的な歴史の転換期を迎えている。
御存知、王様派 VS タクシン派 のせめぎあいが行われ、どちらが勝つかは微妙だ。インラックの登場により、ややタクシン派が有利とされているが予断は許さない情勢。
そういえばペルーでもフジモリ元大統領さんの娘さんが選挙で頑張っている。
大衆はフジモリ元大統領の経済的手腕やリーダーシップを求めているらしいが、タイでのタクシン元首相の大衆支持率の高さと似ている。国民に目を向け過ぎ、国外追放されたことも同じ境遇だ。
今回の選挙は、王様派（米国） VS タクシン派（中国）という代理戦争の序章にも見てとれる。私は近い将来、米中両国の覇権争いで武力衝突が起きるのは避けられないと見ている。
その時、日本はどういうスタンスでいるべきか・・・微妙な世界情勢に注目したい。
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