鳥居 祐一オフィシャル ブログ「賢者との出逢いと交流」 Powered by Ameba
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バンコクでは、『大戸屋』、『COCO壱番』、『桂花』『山頭火』『味千』ら有名ラーメンチェーンなど日系外食産業が次々と出店しており、どこも 大盛況です。その日本食ブームの火付け役が OISHI グループ の創業者の タン・パーサコンティー 。なんとそんな伝説の経営者とお会いする機会をいただきました。


OISHI は、食べ放題で有名になったタイの代表的な日本食レストラン。バンコク市内にもたくさん店舗があるので、御存知の方も多いでしょう。

また、お茶と言えば OISHI というぐらい、タイ人には定番のお茶ブランド。タン氏は、緑茶を飲む習慣のなかったタイ人に少し甘さを加えたオリジナル商品でブームを作った。これが大ブレークし、タイで新たな緑茶という市場を作り上げた。今やタイ中のコンビニやスーパーで販売され、
テレビCMや雑誌等でもお馴染みの国民的英雄となった。


タン氏は、中国からの移民の子供として6人兄弟の末っ子としてタイで生まれた。貧しさのあまり幼少時にマレーシアの叔母に預けられ、中学校を卒業と同時にタイに帰国。

中卒のタイでの初任給はなんと2100円。本人曰く、「二枚目じゃないし、金もない、勉強も嫌いでだめ。自分にできることといったら商売ぐらい」 ということで、その後、新聞スタンドで飲料水、人形、音楽テープ、雑誌などを売り始める。そこから、独自のビジネスセンスが開花し、今や OISHI グループの年商は50億バーツ(150億円)へと
急成長。


2004年タイ証券取引所(SET)上場。1株17バーツで 公開し、1億8750万株を保有。 IPO当初の時価総額は 31億8750万バーツ(約 95億円)だが、現在の株価はなんと100バーツ!時価総額も187億5000万バーツ(約 600億円)と6倍にした。昨年、株式の大半をアルコール飲料最大手タイ・ビバレッジのオーナーに売却。


現在はOISHI グループから退き、日本のラーメン有名店を6店舗出店した ラーメンテーマパーク を運営。屋台のタイラーメンが30バーツなのに、250バーツの日本ラーメンが飛ぶように売れているという。


大変な親日家で、日本文化に造詣が深い。我々の訪問を歓迎してくれ、初対面なのにラーメンを御馳走になってしまった。御紹介いただいた、杉山さん有難うございました!

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バンコク紀伊国屋書店でも Mr.タン の自伝がベストセラーコーナーにあった。ドナルド・トランプ や ビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブス らと同じ棚に面陳されていた。超大物の知人が出来、またバンコクに行く楽しみが増えた(笑)。タンさん、有難うございました。また会いましょう、いや、また会いに行きますよ!