CIMG3911 こんにちは!鳥居です。先日、ブランディングのコンサルで茨城県の 小松水産 様にお邪魔しました。シラスといえば静岡(由比)産が有名ですが、こちらの茨城・久慈浜産も全然負けていません。以前、社長より試食させて頂いた久慈浜港に水揚げされた「しらす」や「白魚」が本当に美味しくて感激しました。由比産に負けていないどころか、クオリティーの高さに驚き、グルメの私を唸らせてくれた逸品でした。これは上手ににブランド化すればネット上でもっと売れるとアドバイスし、早速、小松社長からその依頼がありました。 

CIMG3898 CIMG3910 まず私が驚いたのは会社の理念と姿勢。こういった加工品は厳選された素材はもちろんだが、いかに従業員を教育し、カスタマー本位の商品を作れるかが勝負。ご覧のように(写真上)白衣で完全防備と徹底した衛生管理。そして部屋を変わるたびに何回も手を消毒し、白衣のホコリもローラーで取る徹底ぶり。当たり前といえば当たり前だが、昨今の食品偽装問題を見るにつけ、衛生面だけでこれだけの手間をなくかけている会社はそう多くない

CIMG3906 CIMG3925 そしてシラスという商品の性質上、異物の除去にここまで大変なコストとエネルギーをかけているのには驚いた。写真がその最終工程。全てピンセットを使って手作業で行っている。皆さんはスーパーに並んでいる真っ白なシラスのイメージしかないと思うが(私もそうだったが)、網から上がった状態では蛸や海老の卵や稚魚から釣り針や船のペンキカスまでありとあらゆるゴミも水揚げされるこの除去が気の遠くなる作業なのだ!それを機械と手作業で5段階の工程を経て出荷される。ちなみに同業他社は3~4工程だそう。歩留まりが低ければ低いほどコストも下がるのだが、その点の妥協は一切許さない経営姿勢は立派だ。最終のパック積めも重さを計りながら手作業。

CIMG3913 CIMG3887 解凍されたシラスは綿花のようにふっくらして口の中でとろける様だ。醤油をかけなくても甘く、そのままの味を楽しみたい感じで、ご飯がいくらでも進んでしまう美味しさです(笑)。帰る際に写真の路面店でお土産に大量に買い込みました。工場の道を挟んで対面にあります。全国に発送しているので、一度試していただきたい。