ジャカルタ日本人学校6年生の皆さんの修学旅行は、バンドン旅行
が恒例です。ジャカルタに戻られる最終日の昼食は鳥元バンドンを
ご利用願う光栄にあずかっています。今年で、5年連続です。
バスでの長旅の疲れと安堵感もあり、最終日の終盤近くになると、
体調も変化する頃ですし、食材選定、衛星管理面には、特に気を
つかっています。
今年は、インドネシア経済好調、家族帯同駐在員の増加もあり、昨年
まで、3台だった大型バスが今年は4台でした。お弁当も130人様分
を用意しました。もちろん、過去最高です。
店の前に並んだ大型バス4台を見て、通り
がかりの人もびっくり。
Ada apa di torigen ? (鳥元で、いったい、
何が?)
チェックのシャツを着た変なおじさん(私)も、
小学校6年生の頃に戻って、大喜び。
毎年、毎年、同じコメントで恐縮ですが、ジャカルタ日本人学校の生徒
さんを見ていると、とかくメディアなどで言われる日本の子供たち一般
とはまったく別の生徒さんとの印象をもちます。
とにかく礼儀正しいです。
単に、「ありがとうございました」「ごちそうさまでした」だけでなく、歩い
ている途中でも、両足そろえて、挨拶する子供さんが、相当数いるの
に驚きました。
たぶん、親御さんのしつけもちゃんとしているのだろうな、と思います。
しつけというより、多分、親御さん自ら、日頃、そういうことをされている
から、子供さんも見習ってる、というのが正しいのだと思います。
私自身は、そこまでしていなかったのですが、私の家内は、若い時から、
レストランに行っても、バスに乗っても、タクシーに乗っても、ちゃんと
サービスを受けた方に、「ありがとうございました」と挨拶をするので、
娘たち三人も、小さい時から、そういう習慣がついています。
子供は親の背中を見て、育つといいますね。
つまり、ジャカルタに住まれる日本人の親御さんが、ちゃんとしておら
れるので、子供さんも、概ね、そういうことになるのだろうと思います。
いつものことながら、当店のウェイトレスのお姉さんもお兄さんも、
日本の子供たちに会うことを楽しみにしていますし、一生懸命に、
皆さんにいい思い出を作ってもらおうと頑張っていました。
厨房のスタッフも朝早くから、仕込みに張り切っていました。
大役終えて、ほっとしたウェイトレス。私から
見ると、娘みたいなもんですが、生徒さんの
前では、立派なお姉さんかお母さんという
感じでした。
毎年、毎年、こういうチャンスをいただけることに、感謝の気持で
いっぱいで、こんな日は特に、自分は天職にめぐり合えたという
思いが深くなります。