インドネシアでの福岡観光促進キャンペーン大成功は「弱者の戦略」で! | 南国の日の丸レストラン

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思いのままに書いています

http://japankyushu.com/

これが、福岡市の拠点を置くSOZOX社(田中真社長)が作った福岡九州観光
インバウンド事業計画のためのウェブサイトです。

6年ほど前に、留守宅のある兵庫県の家から福岡県大川市にある実家へ
里帰りする時に、いつもの福岡空港行きを止めて、実家には近い佐賀空港
に降り立つことになりました。
その時に機上から見た有明海、筑後川、一面に広がる菜の花畑、れんげ草
の鮮やかな色、そして遠くに見える山々を見た時、自分は、こんな素晴らしい
ところに生まれたのか、と鳥肌がたつような感激を受けました。

やっぱり、卑弥呼の邪馬台国は地元周辺の九州説が正しいなどとも思いま
した。古代の人たちだって、人間が住むには最適の場所と思ったに違いない
と勝手な想像までしていたのです。
そう言えば、福岡県に属する大川市からすぐそばの佐賀の遺跡「吉野ヶ里」も、
そこにありました。

大川市というのは、「鶴べいに乾杯!」の番組でも紹介されたように、人情味
あふれる家具の産地で全国に有名なんですが、うまい海の幸、川の幸、豊か
な農産物以外、日本の音楽界の巨匠「古賀政男」さんの記念館などの他は、
とりたてて、お国自慢できるものはありません。ただ、今、まさに、癒しの時代、
都会の喧騒から逃れたい観光客が国の内外にたくさんおられるし、私のいつ
もの「逆転の発想」が、突如として沸き起こってきたのです。

「何もない」をセールスポイントにしたらどうか、という発想ですね。

なにもないのだが、よそにないものはたくさんあるというわけです。人情味あふ
れる町の人々、陣内孝則、大川栄作などのアーチストも生み出したように、
市民全員が芸能人と思えるような、底抜けに明るい市民性。新鮮な魚介類、
農産物など、一度、口にしたら、忘れられないものばかりです。

ずっと、そんな思いをしていたら、2年半ほど前の、ある日、同じようなことを
考えている福岡在住の田中真氏がいることを、マーケティングの本「弱者の
戦略」の著者栢野克己(かやのかつみ)さんのブログで知ったのです。

 *私が翻訳した「弱者の戦略」のインドネシア語版は、現在、ジャカルタと
  バンドンのGRAMEDIA書店(全42店)で発売中です。

早速、田中真氏とコンタクトをとったところ、同氏は私の大学の後輩であり、
しかも、エネルギー関連の会社に勤めている頃、8回、インドネシアに来た
ことがあるという二人を結ぶ奇遇が判明し、お互いに意気投合となり、行動
力のある田中真氏が、お互いに知り合って間もない頃に、バンドンに飛ん
できたのです。

同氏はアジアからの観光客を広く福岡へ呼び込もうという考えで、この事業
を立ち上げる計画でしたが、そこは、同じ「弱者の戦略」の信奉者です。
「裏に道あり」で、まずは、これからの市場インドネシアに焦点を絞ることに
なったわけです。

準備すること2年弱、この度、田中氏が、再度、来イして、鳥元ジャカルタ、
鳥元バンドンを拠点に、情宣活動、市場調査をしたのですが、大成功で
した。

この若い青年起業家、日本のアントレプレナーに、益々、期待しています。
小泉政権時代に掲げた「観光立国ニッポン」は、「日本はモノ売る」時代は
過ぎたことを予測していたのです。今、日本観光は、大震災の大きな打撃
を受けていますが、新規参入組には絶好のチャンスです。

もはや、日本人は、口先だけの大衆迎合、そして、国を切り売りするような
腰抜け政府に頼ってはおれません。

これからは自分の足でたつ気概を持った若者に期待するしか日本復活の
方法はありません。こういう意志の強い若手起業家が、どんどん輩出して
くることを祈って止みません。

同じことが、インドネシアでも言えます。私が、「弱者の戦略」の翻訳の要請
をお受けしたのも、「インドネシア経済の末端からの底上げ」に、いくばくか
の力添えになれば、この国のお世話になっているものとしては、こんな幸せ
なことはないと思ったからに他なりません。

インドネシアの日本料理店 TORIGEN 鳥元

6年前に、筑後川沿いの清酒酒造メーカー
「若波酒造」さんからいただいた前掛けが
今回、役にたつとは思っていませんでした。

ついでに言っておきますが、福岡県の心臓部福岡市は、イギリス系ビジ
ネス誌「モノクル」
で、グルメ、ファッション、ショッピングで、なんと世界
第一位
の都市 に選ばれたことがあるの
です。(2008年)

確かに、私がファッションアパレル「イトキン」
福岡支店に勤務していた
1983-1984年の
頃でも、すでに、福岡はアパレルファッション、グルメ
ファッション、美容などに敏感
な街として有名でした。

オリンピックの候補地になるほどに、国際的で、モダンな街の中心から、
海、川、山、温泉、名所旧跡へ、電車、バスで、1時間以内でいけるの
も福岡の魅力です。福岡空港から地下鉄10分以内に中心街天神に着く
のも便利でいいですね。

そういう便利な街に目をつけた東京出身の田中氏が、福岡観光の目玉
として、貸し自転車を始めていますが、これが大当たり!
その名も「福チャリ」。

GOOD SENSE ! GOOD NAMING !

カタブツの多い旧帝国大学出身者にしては、なかなかのビジネスセンス
です。
 
田中さんやったね !
  「弱者の戦略」フル回転ですね。

http://fukuchari.com/
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欧米、アジアからの観光客の間でも、「福チャリ」ファンが急増中だ
そうです。福岡支店に勤務の会社員さんからの予約もあるなど嬉しい
誤算もあるようです。市場とはわからないもんです。