認知症の・・・昔は、痴呆症と言った・・・・悪い(?)言葉でボケ老人の
小説で有吉佐和子の『恍惚の人』を読んだことがあるけれど、
気に入らないんだよなあ。
ボケ老人を扱った映画『花いちもんめ。』も、
いい加減に見たことがあるけれど、これも気に入らない。
結局、ボケ老人に振り回される家族・主婦の苦悩しか描かれていない。
そら現実にそうなんだけどさあ。
『恍惚の人』は、爺ちゃんがボケる前に入れ歯を何回も作り直しては
家族に見せて回るところと、ボケた後の弄便描写が面白かったが、
そういう風になってしまった人間の奇妙な振る舞いを
(バカにした意味での)面白さから描いている節が大いに感ぜられて
今思うと、少し腹立たしくも感じられる。
ボケのイメージを固定化させた罪は重いなあ、と。
『花いちもんめ。』でも、ボケた爺ちゃんが
家族に何か凶器でもって襲い掛かるところとか。
(んなことは、まず有り得ないらしい。
だいたいボケてない人間の方が凶暴だろうが)
ステレオタイプなボケ老人観から抜け出てなくて、
ボケた人間を興味本位の面白さからしか描けてないのが気に入らない。
ボケている側の嫌さや苦しさが全く描かれていない。
作り手側が、見ている側が、自分もいずれボケてしまうかも知れない
という可能性を無視してるような気がして
自分が、自分でなくなってしまうという恐怖は、途方もないように思うのだけど。
まあ、一昔前の小説・映画だから仕方ないんだろうけどさあ。
で、カンヌで賞を貰った『殯の森』はどうなんだろうと思った。
どんな風にボケた老人を描いているんだろうと
渡辺謙の若年性認知症をテーマにした映画もあったなあ。
NHKの朝の番組で特集してたのを見た限りでは、
気に入らなそうな映画だったけど。
面倒くさいので、まだ見ていない。
老人の映画ということで、
『シティ・スリッカーズ』。
ビリー・クリスタル
平凡な日常を過ごすサラリーマンが
休暇にカウボーイとなって非日常を体験し、
自分の隠れた面をみつける。みたいなぁ。
そういうのがつまらない。世間臭がするんだ。
この映画。アメリカにもそういうのあるんだぁって思った。
人情が混ざった落語的世界。
精神年齢が13歳で止まっているガキな僕には、
耐えられない気に入らない映画。
カウボーイの先生がいて、
強面で強くて頼りになるっていうキャラなんだけど、
あまりにお爺ちゃん過ぎる。納得できなかったなあ。
ヨボヨボ皺くちゃでというより、顔に死相が漂っているっていうか。
あるいは、年寄りがスーパーマンという一種のギャグの
つもりだったのだろうか?
『シェーン』という有名な映画に出てた悪役(?)らしい。
良かったところは、『ダーマ&グレッグ』のマリーンが
主人公の友人の浮気相手として出てたこと。くらい。
あと、『刑事ナッシュ・ブリッジス』の天使のおっさんがコック役で出てた。
天使のおっさんはジュリア・ロバーツの『エリン・ブロコビッチ』にも
キーマンとして出てたなあ。
まあ、『~1』は、そういうわけで、つまんねぇのね。
『~2/黄金伝説を追え』はそこそこ。
っていうかぁ、それ以上に、こんなクソ映画の「2」が出るなんて、
って感じぃ。
『~2』は、つまんない日常色がやや薄まって
冒険度と荒唐無稽さが増したから、そこそこ面白かった。
あと、ヒゲのおっさんに代わってジョン・ロビッツが
メインキャストに加わっていた。
『~1』は、本国でもショボ映画の扱いかと思ったら、
あの爺さんアカデミー賞貰ってるんだね。こんなクソ映画で
よーわからんわ。
テレ東、午後のロードショーを録画。