目が覚めたら、
そこは地獄だった。
目を背けていたもの。
寝ている間に、
どんどん自分の本質と離れて、
時間は容赦なく過ぎ、
私が愛していた世界は、
愛していたと思っていた世界は、
どこまで地獄だった。
そんな場所で平和に過ごすには、
何も感じないようにしなければ生きていけなかった。
守りたかった。
大切な人を。
だから私は私を眠らせた。
何回、こんな事を繰り返してきたんだろ。
あぁ。
またぐちゃぐちゃになった。
いつまで私が整わない。
私が守りたいものは何?
たどり着いたと思っていたいつかの本質は、
眠っていた私だった。
眠り姫は100年もの間眠っていて、
王子様が迎えに来て目覚め、
幸せに暮らしたってあるけど、
お姫様には100年後の世界はどんな風に見えたのかな?
がっかりしなかったのかな。
100年後の世界にすぐ馴染めたのかな。
なんて。
目覚めた私は、
一体どうやって生きていったらいいのかな。