大場つぐみ・小畑健 『バクマン。』 13ページ「チョコと赤マル」 | 私の耳は底ぢから

大場つぐみ・小畑健 『バクマン。』 13ページ「チョコと赤マル」

週刊少年ジャンプ2008年50号(41巻46号)

13ページ「チョコと赤マル」


 今週は巻頭カラーですが、表紙がバクマン。でなかったので残念です。今週は赤マルジャンプで主人公どもとエイジくんが激突することが決定いたしました。子供向けのエイジくん作品と、大人向けの「この世は金と知恵」のどちらが評価を得るのでしょうか。楽しみです。


背景ネタ、細かい意見。


・エイジくんのマンションは快適そうで良いですね。でもちゃんと管理はできているんだろうか。いろんな意味で変人度がアップしてますね。


・亜豆ちゃんのブレザーは女子高の制服でしょうか。


・アンケートによれば、作中のジャンプの連載陣は限りなく現実のそれに近いようです。先週討ち死にしたチャゲチャが残っているのが哀愁を誘います。バターマンというのはラッキーワンの親戚でしょうか。


・今週の見吉さんはかわいいです。秋人との2ページにわたるクリスマスデートでは純朴な少女として演出されています。北高校に入学できて泣いているのを見て、よほど秋人と一緒の高校に入りたかったのだろうと思いました。あと秋人にチョコを渡す表情はどうみても行為後にしか見えません。小畑先生の画力はすごいです。


・それに引き替え最高の妄想はどんどん詩的な方向に向かっていますね。これなら妄想だけで萩原朔太郎を超える日も近いですね。はたし亜豆ちゃんは最高をどう思っているのか。この主人公二人の恋愛観は理想と現実の対比になっているのでしょうか。


・何人かの友人が応援してくれるようになりました。まさか下の高校に行く二人を見下しているわけではないでしょうが、友人たちの反応が前と比べてよくなったのは気になります。 


・服部さんは丹下段平のような名セコンドになりつつあると思います。


・先日のエロティクスの対談を読んで、思うところがありました。小畑先生は小学生のころ読んだチャンピオンの作品として「がきデカ」「マカロニほうれん荘」をあげ、小中学生の時に読んだジャンプ作品として「ストップ!! ひばりくん!」をあげています。同時期の「ブラックジャック」「北斗の拳」はあがっていません。これは、もともと小畑先生は劇画調の絵よりもコメディタッチの絵に興味があったのではないかと思います。ですからこれからもバクマンはコメディ系の絵柄が増えるのではないでしょうか。


今週のジャンプ感想。


・「アスクレピオス」……ロザリィの網タイツのラインが良いです。ヘビコラムのロザリィが可愛くてよいです。ローラさんといい雰囲気になったところでカリギュラが闖入してまいりました。創外固定という施術を見て、バキのジャック・ハンマーを思い出しました。


・「スケットダンス」……美空先生がエロくてよいです。昭和っぽいネーミングですが昭和のエロは好きなので良い傾向です。


・「ワンピース」……エロくてよいです。


・「いぬまるだしっ」……自意識過剰(スピードマン)。みなみ先生は良いです。


.・「ジャガー」……橘さんが可愛くてよいです。ぜひレギュラーになってほしいです。オンドゥルルラギッタンディスカー!!


以上。