大場つぐみ・小畑健 『バクマン。』 6ページ「ピンとキリ」 | 私の耳は底ぢから

大場つぐみ・小畑健 『バクマン。』 6ページ「ピンとキリ」

週刊少年ジャンプ2008年43号

6ページ「ピンとキリ」


 掲載位置がやばい。アンケートの結果が反映された位置がこれなのかもしれない。打ち切られる前にアンケートをもっと出して、岩瀬さんの再登場を実現させなければ。

 今週の流れは良い。編集者批判、最高のきもい妄想から秋人のネーム披露の展開へと自然につながっている。ネタにされたダブルアーツ(?)が可哀そうだということを除けば、面白かった。


背景ネタ、細かい意見。


・新妻エイジのモデルは、故・ナンシー関ではなさそうだ。


・「CGカタ屋」の話が一番面白かった。


・私は中学のころに、スレイヤーズのリナのちょっとエッチなイラストを模写したことがあるが、そういうのを見てくれるのは同性の野郎であって、石沢のように絵を描いて異性にちやほやされるということはなかった。不安なのは、こうやって同級生を批判しまくる形で、そのつど出てきたキャラが全員使い捨てになってしまわないかということだ。


・ドクターマシリトらしき編集者が登場。ラッキーマン風にいえばトリシマンだが、Dr.スランプの印象が強い。これだけインパクトのある人物を描ける鳥山明は偉大。「ボツ」。


・週刊少年「スリー」に行ったら間違いなくデスノートを描かされる。


・最高と亜豆ちゃんの反応、妄想が初々しくてきもい。ザ・ワールド。


・秋人のネームは意外にまともだった。最初はゲームの設定のパクリでもいいと思う。問題は、こんな壮大な話を31~45ページ程度でまとめられるかということ。グラサンのほうが面白そう。アストロ球団や島本漫画みたい。


・「ジャンプ」という実在の編集部に持ち込みをするということは、編集者が化け物だとか、集英社が倒産するとかいったトンデモ展開にはならなさそう。あまりにめちゃくちゃな展開だと、メタフィクション的な構造が成り立たなくなってしまう。ただ、このあと架空の雑誌に移籍するという展開もあり得るか。


・受験生なんだから勉強もしろよ。


最近のジャンプ感想。


・「スケットダンス」……最近弟のコミックスを読ませてもらった。作中に出てくるゲームが冨樫漫画みたいで面白い。八木ちゃんとデージーがかわいい。どっちに投票するか。


・「ジャガー」……笛タンク編はなかなか面白い。


以上。