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東国山人の鳥日記

山人とは世捨て人のこと。世捨て老夫婦が集めた鳥たちの行動記録で、週2回程度更新します。基本スタンスは
(1)日常の中から一瞬の非日常を見つけ、シャッターを押す。
(2)ある時は科学的に、またある時は非科学的に、それでいて尤もらしく、即ちファンタジー風に。

 

アフリカ東部とマダガスカルが棲息地のコサギ(暗色型)。この型は、日本では29年前、9年前に同じ多摩川で観察された由。それと比べればこの個体は若干灰色が薄く、純粋の暗色型かどうか微妙なところ。

サギ類はアフリカで越冬するものも多く、この暗色型もどこかでコサギと合流してここまでやって来たのだろう。付かず離れず。

 

そのうち周りの鳥たちも暗色型の下に集まって来る。

ツグミ「えらい薄汚れたサギだなァ。今日のところは争いごとは止めておこう」縄張り意識の強く喧嘩早いツグミもこの地では客分、自重したようだ。

太古、神々の新婚初夜に現れ目会いのやり方を教えたと言う、あのお節介屋のセキレイが早速駆けつける。

暗色型「『オシエドリ』君、教えて。さっきの鳥こちらをじろじろ見ていたね」

セキレイ「先輩が珍しいだけですよ。ほら、あそこでも爺さん婆さんがカメラで狙ってる」

カラスが近付いて来たのにはちょっとビビったようだ。

暗色型「カラスの類は故郷では見たことないなァ」

暗色型「触らぬ神に祟りなしか」友達になりたくて来たのに強面てだからと言って敬遠される、カラスとしては辛いところだ。

食性はコサギと同じようなものとして、ドジョウは初見なのかな。吃驚して落としてしまった。

暗色型「さっきのは大き過ぎ!これくらいが丁度いい」

撮影場所  茨城県(2021年3月)  撮影  S・植木