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東国山人の鳥日記

山人とは世捨て人のこと。世捨て老夫婦が集めた鳥たちの行動記録で、週2回程度更新します。基本スタンスは
(1)日常の中から一瞬の非日常を見つけ、シャッターを押す。
(2)ある時は科学的に、またある時は非科学的に、それでいて尤もらしく、即ちファンタジー風に。

三番瀬の広大な干潟はもともとミヤコドリの越冬地。その干潟が営業用の潮干狩り場に変わったのは何時ごろだろう。そこのアサリのお零(こぼ)れに魅かれ、冬鳥であったミヤコドリが三番瀬に棲み付いた。

獲物が大きくなると捕り方も違ってきて、地中に差し込んだ嘴を漁りに咥えさせ、そのまま引き抜く。

干潟には海のギャングカモメ類もミヤコドリの後を付けて集まって来る。ユリカモメは近くでじっとミヤコドリを見張っていて、餌を採ると瞬間に飛び掛かる。

そんな欲望交差する餌場でも、ユリカモメにして稀に気の優しい一面を見せる時がある。

死肉でもスカベンジャーのユリカモメにとっては立派な食物。

ミヤコドリ「急に親切にされると気味悪いよ、それに死肉ではね」

         撮影場所  千葉県・三番瀬(2019年4月)   撮影  S・植木