1週間見ぬ間に事態は急展開。あれだけ嫌らって見えた雄を雌は受け入れていた。雄の熱意に絆(ほだ)されたのか、それとも最初から計算ずくのじらし戦法であったのか。鳥も人も、げに雌の心の内は測り難い。
この雄の一鳴きが逢引きの合図だった。直ぐに雌がテトラポットから抜け出して来て、雄を先導しながら建物の裏に回って見えなくなった。
5分後、やっと見付けた時はフェンスの上に20mほど隔てて2羽が止まっていた。この奇妙な距離感。もしかして、20mはイソヒヨ世界の市民なら、雄も雌も守るべき基本的なルール?
(雄)
(雌)
スズメたち「変な夫婦だなァ~、あれでは暖も取れやしない」
スズメ君、番でもヤマドリは尾根を挟んで左右に棲み、夜も独り寝するそうだ。これ位の距離なら立派な夫婦だよ。何よりもその証拠に・・
(雌は家に入る前に火照った体を時間かけてクーリング)
イソヒヨの採食はテトラポットの下か周りの植え込み、テトラポットの上は雌ハンティングの場と決まったもの。だが、この雄は殆どの時間をテトラポットの上で過ごし、摂食も排泄もその上で行う。
(何を吐き出したのだろう)
テトラポットの下ならボリュウムのある食べ物が食べられるのに・・これからは浮気性の雌の監視とともにライバルの接近にも警戒が必要になろう、春までの苦行を思うと気の毒になる。
撮影場所 神奈川県・江の島(2020年12 月) 撮影 S・植木











