テトラポットの上のイソヒヨドリ--雌を廻る決闘騒ぎ? | 東国山人の鳥日記

東国山人の鳥日記

山人とは世捨て人のこと。世捨て老夫婦が集めた鳥たちの行動記録で、週2回程度更新します。基本スタンスは
(1)日常の中から一瞬の非日常を見つけ、シャッターを押す。
(2)ある時は科学的に、またある時は非科学的に、それでいて尤もらしく、即ちファンタジー風に。

先日の老雄と雌の出会いは何だったんだろう。密会?半信半疑、老雄の縄張のところに行ってみると、果たして雌がいる、少し離れたところに若雄らしき鳥も。

さては仕組まれたお礼参り!2羽の闖入に老雄は一瞬それを疑ったはずだ。

「一緒に我が家に帰ろうよ」と若雄。だが、雌は聞く耳を持たない。怒りの矛先は当然のように老雄へ・・10分後、若雄は何かわめきながら飛び掛かる。相手は、確認できなかったが勿論老雄のはずだ。

社会人2、3年目の頃、先輩の嫌がらせに腹が立って決闘を申し込んだことを思い出す。相手が履いていた下駄を振り上げてきたのには参ったなァ~どちらに正義があるかはこの際問題ではない。勝つことがすべて。30分後、老雄が現れた時は頭に傷のようなものが出来ていた。

この成り行きを離れて眺めていたであろう別雄。負け犬人生に甘んじるなら決闘の当事者になることはない、と胸をなでおろしただろうか。いや、2、3年後には自分に廻りくる運命を思い密かに爪を研いだはずだ。

撮影場所  神奈川県・江の島(2020年11月)  撮影  S・植木