それぞれの旅立ち--ハチクマ、サシバ、アマツバメ | 東国山人の鳥日記

東国山人の鳥日記

山人とは世捨て人のこと。世捨て老夫婦が集めた鳥たちの行動記録で、週2回程度更新します。基本スタンスは
(1)日常の中から一瞬の非日常を見つけ、シャッターを押す。
(2)ある時は科学的に、またある時は非科学的に、それでいて尤もらしく、即ちファンタジー風に。

秋の渡りの主役はサシバとハチクマ。サシバが数で全体の7割、次いでハチクマ1.5割。それにツミ、猛禽以外ではツバメなども渡りに彩を添えている。

 

ハチクマの主食は勿論ハチ。ここ養蜂の郷に棲み付いているのは偶然ではない。ハチクマは養蜂場のハチも襲うと言う。蜜蝋をハチクマに提供しているのは、それでミツバチを守る意図があるのだろう。ハチクマは、クマタカに似て幅広の翼に上昇気流を受け、ゆっくり里の上を旋回する。

 

サシバは人里周辺に生息し、農耕地に出て来てカエルやトカゲなどを捕捉しようと狙っている。棲息環境こそハチクマと違うが、人の生業に寄り添って生きている点はともによく似ている。

 

910月になると、繁殖を終えた渡り鳥は一斉に渡りルートに付く。ここ足柄峠でも西や南に向かう多くの個体を観察できる。

 

サシバ--北日本のサシバは一旦伊良湖岬に集結。その後も数を増やしながら、佐多岬経由、途中徳之島、宮古島と休み休み渡り継いでいく、と言う。

ハチクマ--サシバのやや北方のルートを取って西に向かい、五島列島経由、大陸に渡って南下して行くそうだ。

(ツミ)

 

ここにはアマツバメやオオルリなども待機していて、それぞれが旅立ちのタイミングを窺っている。

(アマツバメ)

 

撮影場所  長野県、神奈川県など  撮影  S・植木

(時節柄、外出も思うに任せませんので、一部に過去に撮ったものを使用しました)