PCオーディオ系で常に問題になるのが、小箱が増えることで、アイソレーター、その電源、NAS、DAC、プレーヤー、その他とCDだったら一台で済むところにたくさんの小箱が必要で、この使いこなしを考えるとディスクのかけ替えが不要というメリットとどこまで相殺できるかというのが常に問題意識としてあった。
いろいろ考えた結果、ストレージ内蔵の一体型という点が気に入り導入した次第である。
結局、他の小箱が不要というわけではないが、多少は減らすことができる。
結論から言えば、一体型だが、現在はトラポとして、TAD-D1000mk2のUSB端子に入力している。
一体型としてみた場合、音質は水準以上であると思う。
今風の良く拡がり、繊細で、ちょっと優しい感じのニュートラルな音だと思う。価格相応のクオリティはあると思う。
ただ、コントラストが淡く、力感や低域のウェイトという点では少し軽量級なのは否めない。
比較試聴の結果、既設のCDPのUSB入力を使うことになった。
注意点として、クリティカルリスニングモードによる音質改善効果は大きく、通常モードではちょっと散漫な感じが出てくる。アナログ出力だけではなく、トラポとして使用しても同等の傾向だ。ノイズ対策は難しい。
現在の環境はスイッチがDELAのS100、ルータからの線はメディアコンバーターで光にアイソレート、ノイズカットトランスNCT-I3で給電している。