先日リスニングポイント左側にある定在波パネルを右側に置かれている定在波パネルと同じ位置に動かしたらどうなるかという記事を書いた。

移動させると、リスニングポイントからやや前面に左右パネルが動くので、リスニングポイントの左右側面から定在波パネルが無くなり石膏ボード（右は扉）の壁面に接することになる。その結果、定在波起因の圧迫感を感じることになり、定在波パネルは効果があることが分かった。

それでは、再び、左側にある定在波パネルを動かして、リスニングポイント左右コーナーに置いたC214の動作で圧迫感を取ることが出来るか試した。

結果からすると恐ろしいことに取れなかった。この糞部屋は定在波パネルとC214のダブルでないといけないという劣悪な部屋だったのだ。

さらに、以前、リスニングポイント背面の定在波パネルを壁につけずに少し距離を置いて設置したほうが、低域の挙動が安定するという記事も書いた。

C214があっても、同じで壁から少し距離を置いてパネルを設置したほうが良かった。

背面壁とリスニングポイントが接近している場合は、壁回りの定在波処理は相応のコストがかかるということ。

まあ、スピーカーのレンジを下に伸ばさなければよいという考え方もある。

PSI Audio C214（その3）