5点測定のセッティングを変更してみる。

 

これまではセンターを中心に、フロントはセンターから15㎝前に出し、リアはセンターから15㎝後ろに送り、左右はセンターから25㎝移動させていた。

 

今度は、センターを中心に、フロントはセンターから30㎝前に出し、リアはパネルにぶつかるのでそのまま15㎝後ろに送る。左右はセンターから35㎝移動させた。

結果としてはさらに頭を動かしたときの違和感が少なくなった。

さらに、センターの上下を追加して7点設定を行ったが、そこまでやらなくてもよい感じだった。

 

最後にマルチ測定のスクリーンショットを先日きちんと上げていなかったので、上げてみた。以下の通り。

 

 

"Single Sweet spot extended":5点測定と文中で記しているモードがこれ。

MLPをセンターと記していた。後はご覧いただければわかるでしょう。

 

 

 

"Producer":一点の測定を前後で2回行うもの。ミキサーとプロデューサーが縦に座った時に用いるイメージ。

 

 

 

"Mixing":レコーディングエンジニアではないので使い方が良くわからないが、図の通り。左右を二通りに測定している。

 

 

 

"Custom":任意に測定点を設定できる。5点測定にセンターの上と下を追加して7点測定をするときはこのモードにした。

 

 

 

今度こそ本当かな?という感じのQobuzですが、今度は大丈夫なのでしょう。

 

 

ストリーミングについてはアマゾンとかappleとか無くなったモーラクオリタスを試したけれども、確かにモーラクオリタスならまあいいかなという感じだったけど、潰れてしまった。tidalをVPNでというのもあるのだろうけど、時折アカウントがロックされたとかそういう話も聞くので、きちんと日本で運営していないと不安なので避けていた。

さて、Qobuzは音が良いそうなので試してみるが、どうかなあという感じ。

 

ストリーミングプレーヤーを何にするかですね。どうせ、電源を分けたり、ネットワークもいろいろ小箱を買って分けてモノばかり増える展開というのが好ましいとは思わないからあまりやる気がないのも事実。ソフトが場所を取らなくともハードが無駄に増えることをデメリットと考えない人というのはおかしい感じがある。

狭い部屋でルームチューニングをすると、ちょっとしたモノの置き方で音が動いてしまう経験が無いと理解できないかも。

 

プレーヤーを買う前にパソコンのUSB出しで試して、本当に音質に問題が無いことを確認してからプレーヤーを買う方が良いかも。

私はあまり邦楽を聞かないからそっちは無理してラインナップしなくても気にしない。

フランスの企業だし、SACDの新録をするような、欧州系高音質レーベルの作品をきちんと聞くことが出来ればそれで十分というのもある。

 

普通に使えそうなプレーヤーといえば、Lumin辺りでしょうか。なんか輸入代理店が揉めていますけど。

Linnみたいなシステムオーディオ系はいらないや。フルシステム組みたくなったら金が飛ぶだけだし、日本だと無駄に高いし。

我が家の場合、TADのミニコンポみたいなシステムだから、本当はTADさんどうしたのですか?と言いたいが、この手のプレーヤーをやる企業が少ないのはやっぱり儲からないからなんだろうな。アプリ作ってその後もサポートなんかしていたら金が飛ぶばかりだろうし。ファームもそうですね。

CDPは売り切りが出来たから楽だったのでしょう。

だから中身がLuminだけど電源と箱だけ作ってトーンを自社のトーンに整えたラックスのようなやり方が現実解なのでしょう。

CDPだって他所のメカを買ってきてもきちんとその会社のトーンになっていたわけですから、なんでも内製化すればよいというものでもない。

変なアプリ作っていろいろ言われるHEOSみたいな事例も困りものですし。

エソテリックはアプリがLuminだけど、これも中身はやっぱりLuminのそっくりさんなのですかね。

タスカムだとネットワーク系の技術者とかいるだろうから、そっちの人が頑張っているのでしょうか。

TADだってパイオニアの身内だしカーエレやっているのだから、オリジナルなもの位作れそうだが、やっぱり無理なのでしょうか。

そういう意味では特機もネットワークもガンガンやっているヤマハみたいな会社が頑張らないといけないのでしょうが、民生だとAVアンプづくりにそっちのリソースを投入しているので単体プレーヤーとかやる気ないですね。

まあ、Qobuzについては正式にサービスインしてから考えましょう。

 

 

多点測定をするともう一点測定に戻れない感じ。

エネルギーバランス的に中低域が安定するし、顔を動かしたときに変な位相的違和感を感じない。

手間だけど5点の測定はした方がいい。

 

さて、Optimizerのページを開いて、Excursion curveを開く。

初期値だと+7.5㏈、-11.5㏈になっているようだが、これを+9㏈、-13㏈にする。

1.5㏈拡大させるわけだ。状況にもよるが、グラフで凹んでいるところはその分持ち上がり、凸の部分はその分下がるわけだ。

うちは100Hzや200ヘルツ辺りが凹んでおり、これで高域が浮かび上がり、パネルのキャラと重なって嫌な音が出ることが分かったので、凹んでいる部分を持ち上げたいわけだ。

 

初期値の+7.5㏈(+、-を押すと0.5㏈ずつ動く。)

 

+9㏈にしたところ。

凹んでいるところが全て1.5㏈上がるわけではないが、やってみるとより凸凹が減っている。薄い中低域の問題はある程度改善されているようだ。

 

次に、+10㏈、-15㏈にしてみたが、いい感じ。クリップする感じはない。+13㏈も確認したが、我が家のシステムならこの程度でも大丈夫そう。アンプが極端な小出力だと何かありそうだ。大音量で鳴らさないから小出力アンプでよいという考え方もあるが、程度問題で、大音量で鳴らさなくとも、低能率スピーカーに音場補正をかけるのならある程度のパワーが必要という考え方もある。

F特を見ても大して変わっていないが、聴感上は中低域方向のふわふわとした感じが減って安定している半面、ゲインを上げると解像度が少し甘くなった部分も見え隠れする感じでもある。

 

また測定位置を改めて既設の位置から前後させたのだが、既設の位置で十分なことを再確認した。ただ、測定点が増えると明らかにアプリを動かすパソコンへの負荷が高くなる。処理時間は長くなるし、ファンが良く回り熱を持つ。

 

最近、暇を持て余しているC214だが、C214を用いた状態で、多点測定をすることにした。測定後、ファイルのコピーを作り、コピーに対して、Excursion curveを拡大させたものを用いてみる。

C214の感度は0㏈とし、リスニングポイントコーナーに押し付けた状態で測定する。

 

鳴らしてみる。悪くない。C214を使用した時の位相的違和感が激減した。

多点測定と一点測定の比較の時に感じたものと似ている。音の立ち上がりはこちらの方が自然だと思う。

定位の少し高域が強めなピンポイント感は無くなったが、音場の位置による密度のばらつきなども改善されているように思える。

 

今度は5点測定にセンターの少し上で測定をして6点測定にする。

6点だとCustom設定を選ぶ。項目を6点設定すれば後の操作方法は同じである。

ただし、各測定点のweightingを、少し変更する。センターを主として測定するのだが、センターを8、フロントを2、あとは全て1でweightingを変更する。

 

5点測定だとセンターが8、フロントが2、あとはすべて1がデフォになっていた。同じ比率にしたわけだ。(上記画像は操作途中なので7になっている)

 

この比率を変えると音が変わるが、彫りが浅くなったり、なかなか手間な感じで5点測定の比率を踏襲したほうがよさそう。

音質傾向は先ほどの設定と同じ感じ。