見方を変えると違った物語になる
聖書を読む時、いくつかの見方があるといわれます。
物語としてそのまま読む。
背後に隠れた暗号を探る。
未来の予言書として読む。
物語の中でのアダムとエヴァは、蛇に唆されて知恵の実を食べてしまった愚か者として描かれます。
ですが、神秘学の観点から見ると、違った景色が見えてきます。
この頃の地球はレムリア期であり、肉体がまだ固まっていませんでした。
けれど、ルシファーの介入により、人類が自我を得て、急速に目覚めていきます。
そして、まるでひらひらした布のように柔軟だった体が、次第に硬化していきました。
硬化していく肉体に耐えきれず、多くの魂たちが他の惑星に移っていく中、その苦しみに耐え抜いて、地球に残ったのがアダムとエヴァ、私たち人類の祖先です。
やがて、他の惑星に移っていた魂たちは、地球の環境が落ち着いた頃を見計らって、再び地球で受肉し始めたとのこと。
私は、普段、目の前の日常に追われがちですが、視点を変えるだけで、壮大な世界に触れる喜びを感じます。


阿部小百合
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