日本の怖い民話
本当にあった不思議な話
日本各地に残る妖怪のミイラ
昨日、Facebookライブで配信したお盆の特別企画『あなたの知らなかった世界』
シュタルナライフアカデミーメンバーが勢ぞろい。
4人の語り部たちが不思議な世界へといざないます。
さて、私がお話ししたのは「昭和ギャグマンガのホラー回」
私が子どもの頃に観た『元祖天才バカボン』のある回が、今でも忘れられません。
バカボンと言えば…そう、ギャグ漫画の王道!
が、その回だけは…背筋が凍るような怖さを感じたのです。
――バカボンパパには、30年来の古い友人がいました。
しかし、不思議なことに…その友人の顔を一度も見たことがなかったのです。
ある日、バカボンパパはついに「今日は顔を見てやるのだ」と決意して、その友人の家を訪ねました。
玄関の扉を開けると…「いらっしゃ~い」
衝立の向こうから、にゅっと手だけが伸びてきて挨拶をしてきます。
…が、そこには…誰もいません。あれ?
気がつくと、友人はいつの間にか客間へと移動していました。
その客間は、ぐるりとふすまに囲まれた奇妙な部屋でした。
友人はふすまの向こうから、手だけを出して、座布団を差し出します。
さらに奥さんも、ふすまの隙間から手だけを伸ばしてお茶を運びます。
そして…息子も手だけを出して、父親と会話をするのです。
バカボンパパが理由を尋ねると、友人は笑いながら言います。
「いやぁ、人と顔を合わせない主義なんだ」
やがて将棋を始めますが、友人はやはりふすま越しに手だけを出して駒を動かします。
で、勝負がいいところにさしかかった時、バカボンパパが将棋盤を中央に移動。
「続きをしたければ顔を見せるのだ!」と言うと――
なんと!…畳の下から…手がにゅっと現れ、王手!をかけてきたのです。
よし、今度こそ!
玄関で待ち構えるバカボンパパ。
やがて帰って来た2人の動く影が見えます。
今だっ!ガラッ!!
…扉を開けると、そこには誰もいません。
ただ、子どもの野球道具だけが…ぽつんと残されていました。
はっ…と、気づけば、息子は家の中にいて、洗面所で手を、洗っているのです。
その夜、一緒にすき焼きを食べることになります。
バカボンパパはとうとう我慢できず、ふすまの向こうの家族に、飛びかかります。
が――
やはりそこには誰もおらず、箸と小皿だけが静かに置かれていました。
その時!カセットコンロがひっくり返り、部屋は一気に炎に包まれます。
パパは外へ飛び出しましたが、友人たち家族は中に残ったまま。
「わあああ!助けて~!」
二階の窓から、手だけを出して助けを求めます。
「出てくるのだ!出てくれば助かるのだ!」と叫んでも…彼らは顔を見せようとはしません。
まるで、顔を見られるくらいなら死んだほうがましだ…そう言っているかのように。
やがて家は崩れ落ち、友人一家は焼け死んでしまいました。
翌日――
バカボンのママが新聞を読み上げます。
「あら、パパ。変な記事が載ってるわ。
焼け跡から見つかったのは…手の骨が3本だけ、なんですって」
「…これでいいのだ」
『お盆の不思議な話~あなたの知らなかった世界』
YouTubeでご覧ください。


阿部小百合
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