昨年、冬至の頃、
親友の柏村かおりちゃんの
カラフルK 横浜スクールで
シュタイナー講座を開催させて
いただきました。
内容は天使論とシュタイナーの生涯です。
ドイツと日本で、長年、人智学研究を
されてきた小林直生先生より
教えて頂いた内容をもとに構成したものです。
奥深い人智学の入り口にも立っていない
自分がお伝えするのは、
恐縮するものがあったのですが、
オーラソーマ哲学のベースにある
シュタイナー思想、
そして、オーラソーマシステムの創始者
ヴィッキー・ウォールと
人智学の生みの親
ルドルフ・シュタイナーの人生の
共通点に触れた時、
それを分かち合いたいという
思いに駆られました。
ルドルフ・シュタイナーは1861年2月27日、
ヴィッキー・ウォールは1918年8月20日に
誕生します。
2人の共通点の1つは、卓抜した超能力です。
シュタイナーもヴィッキーも
幼少期より人間や植物のオーラが
見えていたそうです。
そして、自然霊が友達だったことも共通しています。
あまつさえ、その力を隠してきたことも
一致しています。
ただ1つ違っていた点は、
ヴィッキーには、同じ能力をもつお父さんという
唯一無二の理解者がいましたが、
シュタイナーはその能力を父親から
否定されたという点です。
「いつかお前が大人になって
そういうことを口にしても
おかしな人だと言われなくなる時がくるからね。
それまで、パパと2人だけの
秘密にしておこうね」
幼い娘の手のひらにキスをしてくれた
ヴィッキーのお父さん。
息子の見ている世界を
理解できなかったシュタイナーのお父さん。
どちらの場面も胸が詰まります。
シュタイナーもヴィッキーも
大いなる存在より遣わされた霊的指導者です。
真の指導者は霊的な真実を見通す力を
携えていても、その能力を使って
人々をコントロールすることは決してしません。
けれど、自分にしか見えない、
自分にしか聞こえない真実に
触れることは想像を絶する孤独なのでは
ないかと思います。
ただ、シュタイナーのお父さんは
貧しい中でも、子どもたちの教育は
惜しみませんでした。
シュタイナーが学校で、
やってもいない罪を押しつけられた時、
お父さんは学校へ抗議にいったそうです。
それでも聞く耳をもたない教師に怒り、
息子を学校へ行かせることを止め、
自らが勉強を教えてくれたということです。
シュタイナーのお父さんは
当時、科学技術の最先端だった
鉄道会社の通信技師でしたから、
子どもに教育を授けるだけの知識が
じゅうぶんにあったのでしょう。
この体験が後のシュタイナー教育に
影響を与えたといわれます。
カバラのマスターであった
ヴィッキーのお父さんもまた、
幼いヴィッキーの手を引きながら
「どの草が、可哀そうなパパの手を
治してくれると思う?」
と粋な質問をして、
自然界の色や形が示す
「癒しのサイン」を観察するよう促します。
「どの草が大好きなパパの
役に立ってくれるのかしら?」
目を皿のようにして観察する
ヴィッキーの愛らしい姿が浮かびます。
そうした会話をしながら、
お父さんは薬草学について
ヴィッキーに教えてくれました。
お父さんの見事な教育が、
後に薬剤師として活躍する
ヴィッキーの基盤となるわけですね。
やがて、1983年に
「わが子よ水を分けなさい」
という啓示とともに
オーラソーマイクイリブリアムボトルが誕生。
そして、シンクロニシティの連続の中で
イギリスのテットフォードに
オーラソーマのセンターである
「デヴ・オーラ」
が建設されます。
シュタイナーもまた、
演劇や舞踏、芸術の活動拠点となる
「ゲーテアヌム」
を建設します。
ヴィッキーもシュタイナーも体は
決して強くはなかったようです。
ヴィッキーは心臓を患い、
3度の臨死体験をします。
病室の酸素テントに横たわる肉体から離れ、
天国へと旅立った時、
得も言われぬ幸福感を感じたと
言っています。
けれど、天使存在に出会った時、
「あなたは、生まれる前に同意したことを
まだ成し遂げていません。
もう一度、肉体に戻りなさい」
と告げられます。
目が見えず、心臓が機能しない肉体に
戻りなさいという言葉は、
最高に辛い宣告でした。
何度も拒絶するヴィッキーでしたが、
天使に説得されて酸素テントの中の
肉体に戻ったとのことです。
その後、オーラソーマイクイリブリアムボトルが
誕生することとなります。
一方、シュタイナーも最期に
胃癌を患い、苦しみの床にいました。
晩年のシュタイナーは、
ナチスから命を狙われ、
講演を妨害されたり、
毒を盛られたり、
さらにはゲーテアヌムに放火されたり、
幾多の受難を乗り越えてきました。
苦しみの床にあっても
最期まで健康になることを信じ、
新たに建設途中だった第2ゲーテアヌムでの
合宿さえ、計画していたそうです。
私はこの話を聞いた時、
胸を打たれました。
苦しい肉体の中に魂が留まり続けることは
想像を絶する苦痛なのだと思います。
けれど、シュタイナーは苦しい肉体から
解放されることよりも、
まだ残された使命を果たすことを
最期まで選び続けたように思えてなりません。
そして、いよいよ肉体を離れる時、
静かに前を見つめ、
意識的に目を閉じ、
自分で両手を組んで、
静かに旅立っていきました。
享年64歳でした。
ヴィッキーやシュタイナーが
私たちに残してくれたものの大きさは
計り知れないと思います。
彼らが後世まで伝わっていくことを
望んだ純粋な意図は何であったか?
そうした原点を常に心に留めておきたいと
思いました。
小林直生先生のブログ
「写真で見るルドルフ・シュタイナーの生涯Ⅰ~Ⅳ」は
こちらからどうぞ↓
http://wind.ap.teacup.com/naoskoba/423.html
http://wind.ap.teacup.com/naoskoba/431.html
http://wind.ap.teacup.com/naoskoba/446.html
http://wind.ap.teacup.com/naoskoba/524.html
阿部小百合
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