滋賀県立美術館へ『今森光彦 里山 水の匂いのするところ』展を見に行きました。


ずーっと気になって見に行きたかった展覧会でした。


チケット売り場で、テーマに関係のある柄やブローチなどがついている方は、今森さんの素敵な切り絵ポストカードをプレゼントしてもらえました。嬉しい。


展示会場が3つあり、最初に入った会場は(展示室2だったのですが)SMoA Collection 近現代美術 ネオ・ダダとポップ・アートでした。

マルシェル・デュシャンのミクストメディア ヴァリーズ、ジャスパー・ジョーンズのリトグラフ、ジョージ・シーガルのコーヒーを注ぐウェイトレス、ロバート・ラウシェンバーグのリトグラフやトランスファーコラージュ、アンディ・ウォーホールのキャンベル・スープ10点

クレス・オルデンバーグ、ジェームズ・ローゼンクイスト、ロイ・リキテンスタイン、ジム・ダイン  有名なアーチストの作品が、勢揃いで見応えありました。


次の展示室は小倉遊亀さんの物語を描く-挿絵の仕事 小倉遊亀さんの独特なタッチとどこかユーモラスな人物像にほっとしました。

山元春挙の日本画は力強さと空気感がすごく伝わってきて、絵の前にいても風景の前にいるような気持ちになりました。


そして、ようやく今森さんの写真展。


わくわくしながら入っていくと、滋賀県の魅力的な自然と風景、人の営みの写真が6章に分かれて展示されていました。
1.はじまりの場所 2.萌木の国 3.光の田園 4.湖辺の暮し 5.くゆるヨシ原 6.還るところ
真ん中に庭園が見えるスペースがあり、滋賀県立美術館の大きなお庭が見えました。

そして、なんと写真を撮ってもいいと書かれていたのです。なので、会場の雰囲気のわかる写真を何点か撮らせてもらいました。





トビやアオサギ
身近にいる鳥も写真展でみると個性がイキイキしてるような気がします。
朝焼け、夕焼けの色をこのように映せるなんて…そして、こんな自然が身近にあるのだなぁ…と感動しました。

四季の移り変わりのどのシーンも大切なのだと感じさせられる展示会場でした。

別室で、『里山 切り絵の世界 オーレリアンの庭から』を展示されていました。夏休みに切り絵のワークショップも開催されていたようです。






どの作品も色彩が見事で、ユーモアがあって素敵でした。オーレリアンとは蝶を愛する人のことだそうですが、蝶だけでなく生き物、自然全てに注がれる目が優しく感じられて良い展覧会でした。行けて良かったです。

お土産に今森さんのグッズを買おうとレジに行くと、カフェになっていて、パフェをいただきました。 シャインマスカットのと抹茶パフェ。
上に最中がのっていて、アイスと白玉、底にポン菓子が入って美味しかったです。ポットで美味しいお茶がついてくるのも嬉しかった。


滋賀県立美術館は学生時代にグループ展をさせていただいたり、思い出のある美術館で、久しぶりに伺ってより、素敵なスペースになっていました。途中で雨が降り、帰りには止んで森の蒸気がムンムンと緑の香りを漂わせていて、今森さんの伝えたい匂いも感じられた気がしました。