こんにちは。ムギマキ#です。
今回も湖北の探鳥スポットを紹介していきたいと思います。
今回紹介するポイントは姉川河口にある小さな公園です。小さな公園と言いましたが湖北の中でも非常に魅力的なポイントの一つで様々な鳥を見ることができます。
公園内はその名の通り姉川の河口にあり、芝生の中に東屋が二棟、それを巨大な柳林が覆うような形になっています。なんの変哲もない公園の風景ですが、地形的にもこの場所は琵琶湖に突き出ている形をしていて多くの渡り鳥が経由する場所になっています。
そのため公園内の林では渡りの時期にはオオルリ、キビタキといった定番の夏鳥に加え、時にはサンコウチョウやムギマキといった鳥も見られることがあります。また、公園内には河川の河口に出られる道もあり(長靴必要な場合があります)、河口の浅瀬も鳥の見られるポイントの一つになっています。元々魚の多い川ですので冬にはカワアイサやウミアイサが間近で見られたり、渡りの時期にはアジサシ類も多く飛来します。
また公園南側の南浜では淡水ガモも多く見られたり、アジサシ類が休憩する場所にもなっています。
アクセスも前回前々回で紹介した公園に比べ大きくはないものの駐車場もあります。
思いがけない出会いがあるかもしれない姉川河口、近くに寄られた際は散策して見てはいかがでしょうか。
では恒例の姉川河口で見られる鳥を少し紹介します。
アカゲラ Dendrocopos major 長浜市 1月
冬季は普通に見ることができます。
ウミアイサ Mergus serrator 雌 長浜市 2月
こっそり進むと湖岸で休んでいることもあります。
クロツグミ Turdus cardis 雌 長浜市 4月
芝生では大型ツグミ類で採餌していることも。
キビタキ Ficedula narcissina 長浜市 4月
渡りの時期に耳を澄ますと様々な鳥のさえずりも聞こえてきます。
ミヤマホオジロ Emberiza elegans 長浜市 1月
林の中の藪にはホオジロの仲間やアトリの仲間も混じることがあります。