チェンマイでとにかく驚いたのは、
日本に伝わっている情報とタイの現実が大分ズレていること。
顕著なのが「値切り」。
渡航前にタイ情報を調べていたのですが、
値切りに関しては下記意見が主流でした。
・タイは多くの店が値段交渉制、値切るのは当たり前
・値切るのはコミュニケーションなので楽しもう
・売る側も交渉前提でふっかけてくる、値切らないと結果的に舐められたり詐欺師を寄せ付けることになる。
また、タイ人側も「働かなくても観光客を騙せば良い」という意識を持ってしまう。
日本人は交渉が苦手だが、トラブルを避ける為にも相手の風土に合わせ値切るべし!
さらに私は「値切れないところは表示してある。大体の店が値切り前提」という意見を信じ恥ずかしいヘマをやらかしてしまいました。
結論から言うとチェンマイはほとんどが適正価格だったのです。
トゥクトゥク(タイの観光者向け特殊タクシー)は3回乗ったけど、一度もボラれた事ナシ。
ソンテウ(バス)では1回ボラれたけど、私自身が承知の上なので正確にはボラれていません。
私は誤解したまま食料品を売っている露店で値切ってしまい、
「ギリギリでやってるのに値切れないよ!」とお叱りを受けてしまいましたが、ごもっともなのです。
食料品の露店は現地基準でも安い方で、その日に仕入れその日に売る形態も多い。
更に言うならタイは仏教の考えが広く根付いているので、お金持ちがお金を使うのは当たり前。
お金を持っている側がケチるなんてもってのほかなのです。
露店側からすれば生活ギリギリでがんばっているところを金持ちの若造(しかも一見さん……)が当然のように値切ろうとしてくる訳です。それも数10円単位を。
そりゃーみっともないし腹も立つ訳です。
チェンマイ移住の日本人いわく、
「ほとんどが適正価格でやってる。値切り前提なのはナイトバザールなど観光客向けの一部のみ。
ナイトバザールでも最近は値切りを断ることが多い。
タイ人同士だって普通に買うことの方が多い。せいぜい沢山買うから端数オマケする程度だ」とのこと。
日本で見た情報で、タイは値切り前提だと思っていたと伝えたら驚かれました。
チェンマイ以外では違う可能性もあるし、
更に言うならチェンマイでも「場所による、人による」です。
特に「人による」面はかなり大きいです。
とはいっても、少なくとも私が体験した限りではふっかけてくる人の方が少数派でした。
上記のヘマをやらかす前にお土産屋さんでボラれてしまったのですが、正確にはこれもボラれたとは言えないのです。
このお土産屋さんは値札がない所で、おそらく値段交渉前提の店だったのです。
そうでなかったとしても、「疑問に思うなら買わなければいい」のです。
値段交渉ありきの店とそうでない店が当たり前のように混在しているので、
現地の感覚がわからない旅行者にすれば混乱の元。
しかも日本人は価格固定が当たり前、レジに持っていく=買う が一般的だからボラれやすい。
けどあっちの感覚では「納得して買うのが当たり前。納得していないなら断ればいい」なんです。
「物を買う」以外でも、基本的には全て自分が納得した上で行うのが当たり前なんです。
考えてみればそりゃあその通り。
強要された訳でもナシ、決定権は自分にある訳ですから。
自分で買うと決めておいてボラれたと騒ぐのは筋違いってものです。
私も失敗を活かし(?)、その後はボラれる……というか、
納得いかない金額で買うことはなくなりました。
そもそもボったボラれたという感覚が日本的だと気付いたのです。
需要と供給なんです。(目安はあれど)
喉が乾いている時の水と、充分潤っている時の水では同じ水でも価値が異なるのです。
普段は100円の水を喉がカラカラな時に200円で売られたとして、
それで相手を責めるのは日本的な感覚であり、価値が異なる以上価格も変動するのが当たり前なんです。
いつも通り100円で売ってくれたなら大変有り難いですが、それはあくまで売り手の価値観に依るものであって当然に享受するものではないのです。
もしいつもより安く50円で売ってくれたのなら、売り手の徳です。
チェンマイでは先の例えで言う「いつも通り100円で売ってくれる人」が一番多いように感じました。
50円で売ってくれる人も結構います。日本より多いんじゃないかな。
200円を提示する人の中にも、こちらにお金がないとわかれば50円で売ってくれる人は多く見えます。
一見、黙って親切にする体で暗に謝礼を要求するようなことは滅多にありません。
謝礼がほしいなら素直に言うし、言われない限り助けられた側も謝礼を義務とは思いません。
「本人が謝礼したければする」。それだけです。
けれど決して恩知らずではなく、他の誰かが困った時は同じように見返りを期待せず助けるのです。
もちろん同じタイでも環境によって気質は違います。(首都バンコクは東京寄りと聞きます)
ただ、「日本人は海外でボラれる」「外国人は浅ましい、タカりにくる」という意見を耳にしましたので、
そもそもの価値観の違いを認識せず日本のものさしで相手を見ると誤解が生まれるように感じました。
といっても、なんだかんだでタイは世界基準ではかーなーり安全な場所らしいですし、
国が平和で主張しない日本人はトラブルに遭いやすいと思うので、安易に外国人への警戒を解くことは残念ながら薦められません……。
しかしまあ、海外を経験したことで日本人は交渉下手と言われる理由が身にしみてわかりました。
「(通るかどうかはさておき)自分の意見を主張するのは当たり前。主張しないのなら考慮されないのも当たり前。誰だって言われなければ貴方の考えていることなどわからないのだから」。
こういった価値観がグローバルスタンダードと知ってはいたけど、
言外の意味を読み合う日本文化に辟易してもいたけど、
やはり海外に出ると自分の主張下手を痛感しました。
「私は~したい」の精神を大切にしようとつくづく思いました。自分のために。
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・値切るのはコミュニケーションなので楽しもう
・売る側も交渉前提でふっかけてくる、値切らないと結果的に舐められたり詐欺師を寄せ付けることになる。
また、タイ人側も「働かなくても観光客を騙せば良い」という意識を持ってしまう。
日本人は交渉が苦手だが、トラブルを避ける為にも相手の風土に合わせ値切るべし!
さらに私は「値切れないところは表示してある。大体の店が値切り前提」という意見を信じ恥ずかしいヘマをやらかしてしまいました。
結論から言うとチェンマイはほとんどが適正価格だったのです。
トゥクトゥク(タイの観光者向け特殊タクシー)は3回乗ったけど、一度もボラれた事ナシ。
ソンテウ(バス)では1回ボラれたけど、私自身が承知の上なので正確にはボラれていません。
私は誤解したまま食料品を売っている露店で値切ってしまい、
「ギリギリでやってるのに値切れないよ!」とお叱りを受けてしまいましたが、ごもっともなのです。
食料品の露店は現地基準でも安い方で、その日に仕入れその日に売る形態も多い。
更に言うならタイは仏教の考えが広く根付いているので、お金持ちがお金を使うのは当たり前。
お金を持っている側がケチるなんてもってのほかなのです。
露店側からすれば生活ギリギリでがんばっているところを金持ちの若造(しかも一見さん……)が当然のように値切ろうとしてくる訳です。それも数10円単位を。
そりゃーみっともないし腹も立つ訳です。
チェンマイ移住の日本人いわく、
「ほとんどが適正価格でやってる。値切り前提なのはナイトバザールなど観光客向けの一部のみ。
ナイトバザールでも最近は値切りを断ることが多い。
タイ人同士だって普通に買うことの方が多い。せいぜい沢山買うから端数オマケする程度だ」とのこと。
日本で見た情報で、タイは値切り前提だと思っていたと伝えたら驚かれました。
チェンマイ以外では違う可能性もあるし、
更に言うならチェンマイでも「場所による、人による」です。
特に「人による」面はかなり大きいです。
とはいっても、少なくとも私が体験した限りではふっかけてくる人の方が少数派でした。
上記のヘマをやらかす前にお土産屋さんでボラれてしまったのですが、正確にはこれもボラれたとは言えないのです。
このお土産屋さんは値札がない所で、おそらく値段交渉前提の店だったのです。
そうでなかったとしても、「疑問に思うなら買わなければいい」のです。
値段交渉ありきの店とそうでない店が当たり前のように混在しているので、
現地の感覚がわからない旅行者にすれば混乱の元。
しかも日本人は価格固定が当たり前、レジに持っていく=買う が一般的だからボラれやすい。
けどあっちの感覚では「納得して買うのが当たり前。納得していないなら断ればいい」なんです。
「物を買う」以外でも、基本的には全て自分が納得した上で行うのが当たり前なんです。
考えてみればそりゃあその通り。
強要された訳でもナシ、決定権は自分にある訳ですから。
自分で買うと決めておいてボラれたと騒ぐのは筋違いってものです。
私も失敗を活かし(?)、その後はボラれる……というか、
納得いかない金額で買うことはなくなりました。
そもそもボったボラれたという感覚が日本的だと気付いたのです。
需要と供給なんです。(目安はあれど)
喉が乾いている時の水と、充分潤っている時の水では同じ水でも価値が異なるのです。
普段は100円の水を喉がカラカラな時に200円で売られたとして、
それで相手を責めるのは日本的な感覚であり、価値が異なる以上価格も変動するのが当たり前なんです。
いつも通り100円で売ってくれたなら大変有り難いですが、それはあくまで売り手の価値観に依るものであって当然に享受するものではないのです。
もしいつもより安く50円で売ってくれたのなら、売り手の徳です。
チェンマイでは先の例えで言う「いつも通り100円で売ってくれる人」が一番多いように感じました。
50円で売ってくれる人も結構います。日本より多いんじゃないかな。
200円を提示する人の中にも、こちらにお金がないとわかれば50円で売ってくれる人は多く見えます。
一見、黙って親切にする体で暗に謝礼を要求するようなことは滅多にありません。
謝礼がほしいなら素直に言うし、言われない限り助けられた側も謝礼を義務とは思いません。
「本人が謝礼したければする」。それだけです。
けれど決して恩知らずではなく、他の誰かが困った時は同じように見返りを期待せず助けるのです。
もちろん同じタイでも環境によって気質は違います。(首都バンコクは東京寄りと聞きます)
ただ、「日本人は海外でボラれる」「外国人は浅ましい、タカりにくる」という意見を耳にしましたので、
そもそもの価値観の違いを認識せず日本のものさしで相手を見ると誤解が生まれるように感じました。
といっても、なんだかんだでタイは世界基準ではかーなーり安全な場所らしいですし、
国が平和で主張しない日本人はトラブルに遭いやすいと思うので、安易に外国人への警戒を解くことは残念ながら薦められません……。
しかしまあ、海外を経験したことで日本人は交渉下手と言われる理由が身にしみてわかりました。
「(通るかどうかはさておき)自分の意見を主張するのは当たり前。主張しないのなら考慮されないのも当たり前。誰だって言われなければ貴方の考えていることなどわからないのだから」。
こういった価値観がグローバルスタンダードと知ってはいたけど、
言外の意味を読み合う日本文化に辟易してもいたけど、
やはり海外に出ると自分の主張下手を痛感しました。
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