富本銭は7世紀後半に日本で鋳造された銅銭です。

1985年平城京跡から出土し、その存在が知られるようになりました。

 

 

ただ日本で鋳造されたかどうか分かりませんでしたが、

1998年に奈良県明日香村にある飛鳥池遺跡の工房跡から多数出土し、

鋳造所が特定されました。

 

これによって「富本銭」が日本で最初の鋳造貨幣ということが明らかとなりました。

 

 

直径2.4cm、重さ4.5gで、我々が普段使っている10円玉と同じくらいの

大きさです。

 

 

「富本銭」の富本とは中国古典にある「民を富ませる本は食貨にあり」に

由来しています。

 

この富本銭は天武天皇(在位673~686)が強大な権力のもとで律令体制

を作ろうとしていた姿勢の表れといわれています。