明日から始業式の学校が増えたようですね。
私の勤務校は来週からですが
子どもたちは宿題の追い込みでしょうか?

最近の夏休みの宿題は選択制が多いので
全員が絵を描いたり読書感想文を書いたりというのは
減ったでしょうが,
今日は宿題で悩んでいる人のための
読書感想文の書き方。

読書体験文

ただ書くだけなら誰でもできますよね。
私も小学校4年生から6年生まで
ずっと「ベーブルースを読んで」で
夏休みの宿題を終わらせました。
(6年生の時の内容はほぼ沢村栄治!
 ベーブルースは全く関係なし)

読書感想文は毎年コンクールがあります。
かつて勤務校に毎年のように賞をとる子がいました。
学校の作文はパッとしないのに
毎年とるということは何かコツがあるということ。

その子の読書感想文を読んであるコツを見つけました。
それが「読書体験文」です。

多くの場合,本を読んだ感想を書きます。
当然です,そういうタイトルですからね。
ただ,これって読んだらわかりますが
全くおもしろくありません
「へぇ,そうなの」というだけで終わります。

そうではなくて
自分の体験と本の内容をいかに結びつけるかというのが
読書体験文です。
本を読んで感動する=似た体験がある
と考えるのです。

息子の宿題で読書感想文がありましたので
今回挑戦させました。

読書感想文

このようにキャンプの出来事(体験)と
本の内容を結びつけながら書いていきます。

読書感想文という名を変えて読書体験文とすると
もっと子どもたちもイメージが変わるのになぁ!!

あと,技術的なコツですが(作文指導でも有名ですが)
「  」(会話文)スタートにすると
つかみがOKになりやすいです。
(写真オレンジ線)

そして,これはコンクールの表彰に行った校長から聞いた話ですが
入賞している子の原稿用紙を読むと
どの子も字が濃く,丁寧だったそうです。
当たり前ですが重要なことですね。

あっ,いつの間にか読書感想文の書き方から
全国読書感想文コンクールで入賞の仕方に変わっていますね。

でも,今までの教え子でこれを忠実に実践し
優秀作品賞をとった子がいます。
賞をとるためにはコツですよね。