本記事は、死亡に関する内容が含まれております。
お疲れの方、妊娠中や育児中の方には、不適当な内容かもしれません。
さて、
でありますが、データの出典が明らかでありません。検証しましょう。
文中の、奇跡の確率も求めます。緑色は記事よりの引用です。
WHOでは、Programmes and Projectsの中に、テーマとして「Making pregnancy safer(より安全な妊娠)」というのがあります。
http://www.who.int/making_pregnancy_safer/en/
毎日、妊娠・出産で命を落とす女性は、世界で1,500人位。これはなんとかせないかん、というわけでありますね。
日本の妊産婦死亡(注1)は、2006年で54人。
出産10万対に対し4.8は多いか少ないか。
WHOの報告書(注2)に、
[Australia, Japan and New Zealand have very low maternal mortalityrates of less than 10 per 100 000 live births.(豪、日、ニュージーランドは、妊産婦死亡率がめちゃめちゃ低い・・・かなり意訳)]とあります。
で、「年間約5000人の赤ちゃんが亡くなり・・・」につきましては、赤ちゃんのラインをどこで引くかで大きく変わってきます。
日本の統計(注3)では、出生数1,092,674に対し、出産前後の死亡のカテゴリーは4つ。
乳児死亡:生後1年未満の死亡
(2,864)
新生児死亡:生後4週未満の死亡
(1,444)
死産:妊娠満12週以後の死児の出産
(30,911)
周産期死亡:妊娠満22週以後の死産に早期新生児死亡を加えたもの
(5,100)
出産が生産かつ生後一年以降生き続ける確率を奇跡の確率とするならば、
(出生数-乳児死亡)/(出産数) x 100
=(1,092,674-2,864)/(1,092,674+30,911) x 100
=97.0(%)
であり、文中「生命の誕生は奇跡」という表現に対し、私の感じでは、奇跡というほどのものでもありません。
(注1)☆リンク☆国立社会保障・人口問題研究所、人口統計資料集
(注2)WHO:Making pregnancy safer→annual report 2007,P.56
(注3)厚生労働省 平成18年 人口動態統計(確定数)の概況