焼肉屋でのアルバイトは今年で二年目。

部活をやめ、アルバイトを始めたのは親の命令があったから。

お金を渡してさえいれば何も言われなかった

むしろ機嫌のいい父

そんな両親を見ていたくなかった

学校からまっすぐアルバイトに向かう

家に帰って寝たらまた学校に行く

その繰り返し

それでもアルバイトをしているときが

一番自分らしくて好きだった。


そんなある日

バイトの先輩と出かける約束をしていた私の前に黒い車が止まった。


白い服を着て現れたトモ。

一緒に仕事をしていたときはなんとも思わなかったのに・・・

そのとき私は完全に智の存在を意識してしまっていた。


アドレスを交換してメールで会話するうち 

どんどん好きになっていく

こんな気持ち初めてで

どんな会話でもその向こうにトモがいると思うだけで

幸せな気分になれた。


二人で出かけたこともあったね。

正直 客観的に観るとそんなにカッコよくないトモ・・・

それなのに 私にだけは王子様に見えるんだから

恋の力は偉大だなって本気で思った


そんな毎日が続いたある日

トモからきた長いメール

告白のメールだと気づくのに 

数秒

気づいたらOKのメールを出してた


トモは年があまりに離れてるって

気にしてたけど

私には些細な問題だった。

それよりも トモと同じ気持ちだって

確認できたことが凄く嬉しくて

この瞬間私は

世界一幸せな時間の中にいた・・・