偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書)/武田 邦彦
¥777
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人気書だったのでなかなか図書館の順番がまわってこなかったのだが、

ようやく読む機会を得た。


一部噂に聞いていたような悪書ではなかった。

むしろきちんと科学的に検証した上での意見であり、説得力があった。

エコバッグは環境にやさしくない、ゴミの分別は税金の無駄、リサイクルは幻想、

ダイオキシンは人体にはほぼ無害等々。

結論だけ見るとかなりショッキングだが、決して一部ヒステリックとも思える現状

を皮肉っただけの扇動的な内容ではない。

最近、あれだけ喧伝されていた「レジ袋の有料化」「チームマイナス6%」等の

いわゆるエコ活動がフェードアウトしつつあるのは、これらの書籍の指摘の功績

と言えるのではないか(こんなことは殆ど報道されることはないが)。

「地球にやさしい」という考え方自体は間違っていないので、何が環境にとって

よくて何がよくないのか、国や専門機関やマスメディア等からの正しい情報の提供

を元に、「環境大国日本」としてのより一貫した姿勢の形成が必要だと思う。

より多くの人に一読をお勧めしたい。