5/22。西国巡礼再開15日目。

この前日に西国三十三番『華厳寺』を打ち結願。

また過去に坂東、秩父も結願していましたので『日本百観音巡り』の満願も含め、長野の善光寺に御礼参りに向かいます!🙏


前夜からのラスト野宿は岐阜県の大垣城の公園にて⛺
気温も寒すぎないし、最後もいい場所が見つかって良かった〜。でもしばらくは野宿したくないぜ😅シンドイ



午前8時出発。善光寺まではざっと4時間半。お金はかかるがほぼ歩かないので楽ちんではある🚄


新幹線からの風景。めっちゃ田畑が続く。日本て田畑が意外と多いんだなと感心しました🌾🌾🌾




善光寺仁王門。
長野駅から直線で2km。長野の街並を眺めながらゆったり歩き🚶


仲見世通りは国内外の観光客でとても賑わっている。


山門をくぐって善光寺本堂に到着🛕
茅葺き(っぽい)屋根の深い歴史を感じさせる。

『一生に一度は善光寺参り』と言われる所以は、古来から性別、地位、宗派を問わず参拝者を受け入れた事による。

また西国三十三所結願の御礼参りの寺となった理由は江戸から伊勢参り(三重県)、熊野三社参り(和歌山県)西国三十三所巡礼(近畿一円)をした場合に西国三十三番華厳寺(岐阜県)から江戸への帰路の間に善光寺があり、祀られる阿弥陀如来は観音菩薩の上位格とのことで、現在は西国三十三所番外霊場として公認されている。


本堂内は撮影禁止📸🚫

なので興味のある方は善光寺のしおりをズームして見て下さい👀


ここからは文章で中の様子と感想を…_φ(・_・

本堂内の外陣は俗世を、内陣は極楽浄土を表すとされています。

確かに外陣は御守売り場とか、特に拝観券を買うのがタッチパネルの自販機とかバリバリ商売っ気のある俗世まみれ感ありました😂


内陣は20〜30畳ほどの畳が敷かれ、正面に龍の戸帳(陣幕)がかかる御本尊『阿弥陀如来』、天井付近には天女が舞う彫刻。

その左右には西国、坂東、秩父の百観音と全長5〜6mほどの地蔵菩薩と弥勒菩薩。

とても荘厳な雰囲気です✨😌

(※ちなみに御本尊の阿弥陀如来は生きとし生けるもの全てを救うと云われている)


ここで内陣を案内されてる職員の方から、

「今から内々陣(内陣のさらに内)でご祈願ご供養の法要をされる方に合わせて、御本尊が開帳されますから手を合わせていって下さい。」と声をかけられました。


普段は金襴の龍の戸帳で人目に晒されない秘仏が拝めるという。その時間10秒!!😳


僧侶の読経後にスルスルと戸帳が上がりご開帳!

金の仏像らしき物が見えるが15mくらいの距離があるのでハッキリとは見えない。

それでも合掌し、無事に結願できた事の御礼を伝えました。感謝です!🙏



そして『お戒檀めぐり』

本堂の床下に通路があり、真っ暗な中を進みながら中程にある『極楽の錠前』を触れる事で、御本尊との縁を結べます。


通路は本当に真っ暗で何も見えない。壁を手探りでつたいながら行くと、金属っぽい塊と大きな数珠っぽいものに手が触れました。これが極楽の錠前ですね🔓


…んな感じで御礼参りを終えて御朱印を頂きました。



そして善光寺を後に横浜の自宅への帰路に👋


お土産は買う予定はしてなかったけど、八幡屋礒五郎の七味と、落雁(らくがん)という和三盆みたいなお菓子に興味をそそられ購入しました。家族や知り合いへ🎁

ただ拝観料、御朱印料、新幹線などの交通費で結構使ってるのでお土産代もそこそこ負担に感じますね(ヽ´ω`)ゲッソリ


おまけ。今回使ってた御朱印帳とガイドブックです📕
御朱印帳は西国札所以外にも、伊勢神宮や熊野三社、三十三間堂などの近畿方面の参詣した順で頂いているので2冊に渡りました。
ガイドブックは6年以上前に購入したものですが、拝観料や交通事情も変わっていて少し困りました😅


…という事で令和6年5月9日〜5月22日。15日間に及んだ西国三十三所巡礼終了です🙏(1〜9番は6年前に)


振り返ればあっと言う間でしたが、自分が死ぬ前にやりたい事の一つでしたので、今回それを達成出来て感無量です。


お日柄にも恵まれ、15日間のうち雨が降ったのは2日だけで、しかも主に夕方からでしたのでビジネスホテルで回避できたのは良かったです。

ビジネスホテルに泊まったのは4回、テント野宿は10回しました。


しばしば書きましたが、旅費を浮かす為とはいえ野宿は夜の寒さや、場所の選定など意外と大変です。

巡礼は歩きや電車バスの移動する事も大変ですが、それ以上に寝床、食事、お手洗い、洗濯など生活面が一番苦労することを改めて実感しました。

(※ちなみに15日目の巡礼で約15万円使いました。横浜からの往復含む)



そして今回の巡礼中に思っていたのが、『観音菩薩の慈悲』について。

観音さまの慈悲による救いを求めるのが一般的でそれも間違っていませんが、それ以上に観音菩薩の慈悲心を見習い、自身が慈悲に目覚めて体現していく事。これが一番大切なことだと巡礼を通して感じました。


西国、坂東、秩父の合わせて『百観音』を巡礼し満願した者として中々に難しいかも知れませんが、少しずつでもそのようにありたい、そこに近づきたいと思う次第であります!🙏



改めて満願時の写真を。
これにて観音巡礼終わり。皆様にも幸福と平穏が訪れますよいに…ありがとうございました!!🙇🙏🙏🙏合掌