5/22。西国巡礼再開15日目。
この前日に西国三十三番『華厳寺』を打ち結願。
また過去に坂東、秩父も結願していましたので『日本百観音巡り』の満願も含め、長野の善光寺に御礼参りに向かいます!🙏
確かに外陣は御守売り場とか、特に拝観券を買うのがタッチパネルの自販機とかバリバリ商売っ気のある俗世まみれ感ありました😂
内陣は20〜30畳ほどの畳が敷かれ、正面に龍の戸帳(陣幕)がかかる御本尊『阿弥陀如来』、天井付近には天女が舞う彫刻。
その左右には西国、坂東、秩父の百観音と全長5〜6mほどの地蔵菩薩と弥勒菩薩。
とても荘厳な雰囲気です✨😌
(※ちなみに御本尊の阿弥陀如来は生きとし生けるもの全てを救うと云われている)
ここで内陣を案内されてる職員の方から、
「今から内々陣(内陣のさらに内)でご祈願ご供養の法要をされる方に合わせて、御本尊が開帳されますから手を合わせていって下さい。」と声をかけられました。
普段は金襴の龍の戸帳で人目に晒されない秘仏が拝めるという。その時間10秒!!😳
僧侶の読経後にスルスルと戸帳が上がりご開帳!
金の仏像らしき物が見えるが15mくらいの距離があるのでハッキリとは見えない。
それでも合掌し、無事に結願できた事の御礼を伝えました。感謝です!🙏
そして『お戒檀めぐり』
本堂の床下に通路があり、真っ暗な中を進みながら中程にある『極楽の錠前』を触れる事で、御本尊との縁を結べます。
通路は本当に真っ暗で何も見えない。壁を手探りでつたいながら行くと、金属っぽい塊と大きな数珠っぽいものに手が触れました。これが極楽の錠前ですね🔓
…んな感じで御礼参りを終えて御朱印を頂きました。
振り返ればあっと言う間でしたが、自分が死ぬ前にやりたい事の一つでしたので、今回それを達成出来て感無量です。
お日柄にも恵まれ、15日間のうち雨が降ったのは2日だけで、しかも主に夕方からでしたのでビジネスホテルで回避できたのは良かったです。
ビジネスホテルに泊まったのは4回、テント野宿は10回しました。
しばしば書きましたが、旅費を浮かす為とはいえ野宿は夜の寒さや、場所の選定など意外と大変です。
巡礼は歩きや電車バスの移動する事も大変ですが、それ以上に寝床、食事、お手洗い、洗濯など生活面が一番苦労することを改めて実感しました。
(※ちなみに15日目の巡礼で約15万円使いました。横浜からの往復含む)
そして今回の巡礼中に思っていたのが、『観音菩薩の慈悲』について。
観音さまの慈悲による救いを求めるのが一般的でそれも間違っていませんが、それ以上に観音菩薩の慈悲心を見習い、自身が慈悲に目覚めて体現していく事。これが一番大切なことだと巡礼を通して感じました。
西国、坂東、秩父の合わせて『百観音』を巡礼し満願した者として中々に難しいかも知れませんが、少しずつでもそのようにありたい、そこに近づきたいと思う次第であります!🙏