【秘伝からコツへ】
嘉納治五郎先生が世に現れたことで、古流柔術が柔道として形を変えて一般的なスポーツにもなり、ブラジリアン柔術・ヨーロピアン柔術として新しい発展を遂げている。
柔道の素晴らしいと思う一つは『八方崩し』であり、【崩し】の概念だと感じている。
古流柔術は戦場で生き抜くために発展してきて、師匠から弟子へ伝統的に伝えらたことが主であった為に、コツの部分は口伝として隠されてしまう傾向があった。
もしかしたら崩しの概念も口伝であったのではないかと推察するが、時代と共に明るみになり科学的根拠も合わせて秘密やコツが誰でも学べる良き今日を迎えている。
そういう意味で柔道は古流柔術が大切に継承してきた秘伝も含めた伝統的なものを打ち破ってくることで、たくさんの恨みも買ったかもしれないし、失われたものも同時にあったかもしれない。
たくさんの想いが錯綜することを経て、柔術から柔道に生まれ変わったことで万人が取り組めるものになり、秘伝がコツとして誰でも学べるようになったことは大きなことと思える。
形は違うけど、宗教革命で儀式傾向にあるカトリック派に対して、聖書主体に立ったプロテスタント派が生まれてきたみたいなイメージもある。
ふと無教会派の内村鑑三先生宅前で暴動起きそうになった時、嘉納治五郎先生が暴動者の前に立ちはだかって内村先生を守った逸話を思い出す。
秘伝からコツを知る自分達は昔の人より遥かに速いスピードで達人になるのかもしれないね(o^^o)
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