WBCで日本が優勝し、野球に詳しくない私も今回ばかりは、
ＴＶにくぎ付けになりました。
侍ジャパンの選手や栗山監督、コーチ陣のインタビューや、
優勝秘話が報じられる度に、興奮と感動が蘇ってきます。
その中で、私の心に強く残っているのは
栗山監督の『信じていました』の連発です。
算命学では方向理論で五徳という思想があります。
◆北の智徳 習得の本能（物事を学び、新しい物事を創造する）
◆南の礼徳 伝達の本能（伝える、表現すること）
◆東の仁徳 守備の本能（思いやりの心、慈しみの心、奉仕の心）
◆西の義徳 攻撃の本能（前進力・行動力を表す）
◆中央の信徳 引力（魅力）の本能
智徳・礼徳・仁徳・義徳は、それぞれ単独でも、
その本能を発揮・向上させることは可能です。
しかし、信徳は間接気で、智徳・礼徳・仁徳・義徳の
四徳がバランス良く発揮されてはじめて、
向上させることができるもので、
信徳のレベルを向上させるには時間が必要です。
図で表すと、こんな感じです。
栗山監督の生日干・生月干・生年干をみると土性が多く、
土性は五徳でいう引力本能になります。
監督のレベルの高い信徳によって、
メジャーリーガー・国内選手、コーチ陣が集結し、
その姿が魅力となって、普段、
野球に興味がない人をも巻き込むほどの
盛り上がりに繋がったのだと思います。
四徳がバランス良く、信徳の引力・魅力本能が発揮されるという事を考えると、
◆監督として重大な決断を下し、海外選手に直接会いに行く行動力は、
チーム作りの前進力に繋がります。五徳でいう義徳です。
戦いの世界、スポーツそのものも義徳に含まれます。
◆最高のプロ集団をまとめるのは大変なことでしょう。
勝つために、丁寧に礼節を持って伝達していたことでしょう。
時に選手を鼓舞する伝達もありましたね。これは礼徳です。
◆選手をリスペクトし、選手の育成や、大谷選手の二刀流育成に
思いやりや奉仕の心を持って接していたのは、仁徳になります。
◆野球の研究や、選手の分析等は智徳を発揮していた
という事になります。野球解説者や大学教授としてもの経歴をお持ちです。
四徳のバランスが揃った監督だからこそ信頼され、
レベルの高い信徳を発揮した
魅力あふれる監督なのだと、報道からそれらを垣間見ることができました。
監督のチームを『信じる力』と、チームもまた監督を『信じる力』
それらの相乗効果で、WBC優勝という快挙を成し遂げたと言えます。
今回、侍ジャパンは、『信じる力』を私達に見せてくれました。
スポーツって素晴らしい!!!
ありがとう、侍ジャパン!!!
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