メリュジーヌ物語(Melusine) | 寅月

寅月

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「生涯でいまだかって 夜でも朝でも貴族の男性が 貴婦人の前を明らかに通って、挨拶しないなど、見たことがないわ。
私あの人に 話をしに行きます。」

yun_263 どうしたの、レイモン?
乙女でも奥方でも、女性に会ったら口をきかないようにしなさいと、誰かがあなたにおしえたのですか。
それは大変卑しい行いです。

あなたの中には、優しさと宮廷風と すべての名誉があるべきなのに。
高貴な性質を持つあなたなのに、心が性質を曲げるとは 
ひどい不名誉なことです。




                                ■





yun
サラセン人に打ちかかり 
肉屋が肉を切るように切りつけ、細かくした

 ■


Melusine

レイモンはこの言葉を聞くと大いに喜び、
彼がしたことすべて 妻がしらないのだと考えた


              しかし彼女はよく知っていて
             何も言わなかっただけだであった。
             夫があのことを誰かに打ち明けたり、
                       明らかにしたりせず、
       私が言うより百倍も、本当に後悔していたからである。



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              西洋中世奇譚集成妖精メリュジーヌ物語  グードレット 松村剛訳


メリュジーヌ、情が濃い。
異類婚の女性って禁を破るのを待ってたみたいに振る舞うものなのにね
ある種の解放のように・・
 血を伝える者のためにある物語だからかな






土曜日に蛇になるというメリュジーヌをイメージするのにブックマークしてる美人を用いました。 
露出が多く見えても水面下との比率は同じ
それは、つまり水面下が大きい存在
てなふうな


       

                 
       人を氷山に擬する空想が浮かんだわけだけど
         読み終わって時間が経っちゃうとスカスカに感じる。
  面白い思いつきに思えたのは、識以下のなんちゃらかしら
                      


◆◇◆◇◆
異教徒に対して殺戮をよくしナガラ
婦人に対しては 礼を尽くすことを求められる。

                     当然のこととして

                       感嘆しました。
                       ま、お話だからね
               風俗として
真に受けちゃいけないんやろうね
 

でもどうなんだろう 

甲冑を着込んだ貴族は死傷することはなく
身代金の対象で・・・

娯楽のように見える狩りにこそが危険があったと、。
だからこそ 狩りは必須
トロフィーが飾られる要があるのだと読んだことがある。
物語にある異教徒や巨人の殺戮は、飾りみたいなもので
狩りの最中の事故死こそが発端であり、重たいこととしてあったようにも思える。

実態として
農民と騎士を分かつべく礼儀を払えるが、主
              戦士の技能は、従
                          なのかも

読後の空想ですっかり面白さが消えてもうた( ̄ー ̄)