薄桜記 第2回 | 寅月

寅月

(^O^)/

   汚名    演出 清水一彦


Τορατσουκι-大坂勤番 期限2年の筈が


典膳の大坂勤番は切り上げになり、
江戸で小普請頭に就任することになった。
Τορατσουκι-付け回す三之丞




千春、
付回す三之丞を追い払おうと
事を分けて話すのを他人に聞かれてしまう。
 密通は 江戸中に知れわたった。 

ぬひは 卒中をおこす。



                             *

Τορατσουκι-千春は覚悟を決めている。
典膳】怒りに胸が震えた。
お前を八つ裂きにしたいと思うた。
だがな 長旅を続ける間に お前が不憫になった。

縁あって夫婦の契りを結んだ妻を 虫けら同然に踏みつぶせるのか 誤って石段を転がり落ちた妻を 足蹴にしてよいのか

無論儂にも武士の面目がある。

最早お前と同じ墓に収まることは出来ぬ。
                          
Τορατσουκι 離縁は仕方がないが お前を世間の晒し者にはしとうない。
不義密通の汚名は着せとうない。
ならば いかなる手だてがあるかを、
あれこれと思案をしておる。

千春
千春】はい
典膳】死ぬなよ 儂の為にもな



Τορατσουκι-春
Τορατσουκι-ぬひの通夜
    典膳が江戸に戻って ひと月が過ぎ 
  ぬひは死ぬ。                       

Τορατσουκι-妖弧を退治 一同が会する通夜に 妖弧が現れる。Τορατσουκι
典膳】ご無礼の段は平にお許しくださりませ
 通夜の席にて殺生に及びたるは無作法の極みにござりますが
唯今退治した化け狐は、昨年来当家に憑りつきし 魔物の正体にございます。

                      参列者は深く頷く
                                 

                             *
                             堀内道場
敬之進 何故分らん
Τορατσουκι-武兵衛
武兵衛何の為に見え透いた狂言を
敬之進 狂言ではない 儀式だ。
武兵衛儀式?
敬之進 あれで諸々の噂にケリをつけたのだ。
武兵衛狐の仕業であると
敬之進 そうじゃ
武兵衛不義密通は無かったと
敬之進 そうじゃ
武兵衛世間が納得しましょうか
敬之進 納得しようがどうが筋が通ればそれで良いのじゃ
武兵衛筋が通りますか?
敬之進 臍曲がりじゃなぁお前は

Τορατσουκι-堀内正春
堀内正春
典膳はな 恋女房を守ったのじゃ
武兵衛守った?
堀内正春男らしいではないか 
武兵衛いやしかし
堀内正春いらざる詮索を致すな







                           *



49日の喪が開けて
典膳は、千春を離縁した。  危惧する千春を抑えて、上尾家に最後の挨拶を述べに行く。
Τορατσουκι Τορατσουκι
権兵衛もお菊も 承服しない。
上尾家では通夜の儀式で事は済んだと考えていたのだ。
無い非を責めて 離縁を取り消そうとする。

                   典膳】格式に拘れば方々に 御迷惑がかかります。
                            御当家はもとより上杉家にも傷がつきます。

Τορατσουκι 権兵衛は、お菊を下がらせた。
千春にも席を外させる。

権兵衛】決して他言はせぬよって 
     本音を打ち明けてはくれまいか





                          権兵衛は千春を思う典膳の心を知った。
Τορατσουκι                  だがそこに、龍之進が乱入する。

典膳を悪し様に罵り、抜いた刀を本当に切り下ろした。
典膳は左腕に深手を負う。

end
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
 事件以後 龍之介も針の筵で過ごしていたのでしょう。
典膳ひとりが面目を保ち、
自分等だけが 世間に哂われるのを感じていたものと思われます。
 実際 事件も処置の緩慢も含めて非は全部上尾家にあった。 
返せぬ負い目だった。
もしかしたら、死を思考してたかも、
あの逆上は 典膳に斬り殺される事を意識しながら奮わせていたのかも

                 お家断絶、 保身を擲つ快哉を期するのみ
                      ゛(`ヘ´#)



 堀内道場のやりとり 
剣の高さに比例して理が深い。
寺泉憲さん
堀内正春の台詞に泣きました
 (/TДT)/


Τορατσουκι-母を弔って 
                           丹下家の墓所 
             段差を見て千春に手を差し伸べる典膳
離縁という手続きの辛さを、より負おうとする姿勢そのまま
山本耕史さんは、暖かさを伝えるのが 巧みですね
(*´Д`)