其々の場所での考え方 | 寅月

寅月

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 秦郁彦氏が、第二次大戦の様々な謎をあげておられるが 
その中に「ナチスドイツが最後まで婦人を動員しなかった」と
「陸軍が最後の最後まで学生を信用せず、それを戦力として活用しようとしなかった」がある。
ナチスの場合は「夫人は家庭に」が一つの思想だったのであろうが
日本の場合、その理由は明確な思想に基づくとは信じがたい。

p-29

 ■女性兵士 第二次大戦を描いた映画で、ソ連の女性兵士をよくみる。

検索すると

第二次大戦で女性兵士を公的に募集したのはイギリスのみ。

アメリカ、フィンランド、ソビエトには"志願兵"として参戦した女性兵部隊、著名兵士がいました。
陸軍夫人部隊(ア)、マリーナ・ラスコーヴァ(ソ)、ロッタの剣(フィン)。
たまに銃持ったイタリア女性の写真がありますが、あれはレジスタンスです。
公式軍ではありません。

民間ゲリラです。






 そして帝国陸軍の仮想敵は一貫してソビエト・ロシア軍であり、
また現実に既に10年以上戦い続けている相手が中国軍であって、演習で想定される主要な戦場は常に北満とシベリアであった。
従って編成装備戦法訓練から演習地の選定まで 常に、一貫してこの想定下にあった。

砲も機材も零下30度になっても機能し得るように作られていても、高温多湿の熱地用ではなかった。

軍馬 
ジャングル内でも被空爆地でも対ゲリラ戦でも、丈の高い軍馬は水牛より始末が悪いだけでなく、日本馬は熱地に抵抗力がなく、バタバタと斃死するだけで戦力にならなかった。
P-43

 ただ「インテリは兵隊に向かない」は、軍だけでなく、いわば全国民共通の常識で p-29
p-43を見ると インテリは兵だけでなく 後方で戦争を組み立てる事も出来てない。