BS時代劇 塚原卜伝第7話 | 寅月

寅月

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最終回 卜伝見参 演出:福井光弘

Τορατσουκι-陰流鎖鎌/鳥越主馬助 大永2年 千日参籠を終えた新右衛門の剣名は鳴り響いていた。
それによって、大神宮の崇敬も増し

社造営遷座を執り行える事となった。



鹿島景幹の戦死で城主となった義幹は、戦争準備の為に鹿島城拡大を執る。
伊勢宋瑞が小田原城下を富ませ、勢力を拡大したのと逆を行く政策だった。

無理が見えた。

領地の逼迫を顧みない義幹を玉造常陸介のみが支持する。
義幹に退けられることとなった重臣連は、常陸介の暗殺を試みた。


 新右衛門は 玉造常陸介が刺客に襲われる場面に出くわし、阻んだ。

数日後 その刺客が死体となって発見される。

新右衛門は その斬り口を見て 師、松本備前守の仕業と知った。




Τορατσουκι-真尋、龍子に預かった神託を授ける。

実父に相談しようとした新右衛門は、

玉造常陸介を排し義幹を隠居させる企てを伝えられる。                      


迷う新右衛門だった。

神宮拝殿の前で、國摩真人に賜った思念を反芻しているところへ

真尋がやって来る。

真尋】先の物忌様の最後のお言葉です
祖神が授けるのは、世を平らかに治める平法の剣なり

授かった者は、それを世に伝えねばならぬ

Τορατσουκι-平法の剣なり

新右衛門】・和を貴ぶこと・・



新右衛門は回国修行に出ることを決意

備前守に伝える。


新右衛門】・鹿島の剣は守りの剣 突き詰めればそれは 戦わずして勝つ事

    和を貴ぶ平法の剣こそ 鹿島の太刀の祖國摩真人様の御心に適うものと存じます。


Τορατσουκι-松本備前守】他の者の手にかけぬを






松本備前守】戦わずして勝つ方法などない。

そのようなものは、言葉巧みなまやかし

       手を汚さぬ者の言い訳じゃ

        力で決する以外 世を正す道なぞ無い。

    そなた 此度の謀を知りながら鹿島を出られると思うてか




Τορατσουκι-松本備前守と対する新右衛門



Τορατσουκι





               Τορατσουκι
Τορατσουκι








新右衛門】國摩真人様の様より一つ太刀を授かったのは

          満願の明け方にございました。

松本備前守】自他合一 相手の心と一つになった剣を防ぐことのできる者はおるまい。

 新右衛門】  技ではなく息と間合いのものなれば

松本備前守】技を磨くだけでは身につかぬ 心の位あってこそだ

    これを受け継ぐ者が果たしておるだろうか

 新右衛門】見つけねばなりませぬ 鹿島の太刀を伝えるのが 某の役目なれば




   松本備前守】Τορατσουκι-行ってまいります。 それがしは、先程そなたに斬られて死んだ、もうこの世には おらぬものと思え。


 一つの太刀を見届け、思い残すことなぞ無い。

早々に旅立つがよい。

 これから起こるかもしれぬ戦に、巻き込まれてはならぬ。

旅の途中で鹿島の異変を聞いても決して戻ってはならぬぞ。

 戦で命を落とすことになってもそれは我らの天命

                        そなたには別の天命がある。 

                             己の道を行くがよい。




Τορατσουκι-回国修行に旅立つ新当流塚原卜伝


卜伝が旅立って2年後 

内乱で備前守戦死したが卜伝は、回国修行を続けた。

end

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
 新右衛門が、備前守を大先生と呼び、
備前守が新右衛門の剣を新当流とすることを勧める。
新右衛門はそれを受け、名も塚原卜伝と革める事にした。
備前守は師として、伝えられる事を伝えた後は、即座に辞を低くした。

松本備前は 剣で優った弟子に対しても、与え尽くす師であった。
立会いの場面に迫るものはなかったけど、屋敷ではカッコいい二人でした。