お嬢さんはお元気です。御心配なく。
ただ、少々記憶が混乱して、
自分を誰か別の人間だと思い込んでいる 。
しかも 悪いことに欲の深い連中に利用されてまして、
このままでは詐欺の片棒を担ぐことにもなりかねない・・
影山】まさか、あなたがお見えだったとは。何か御用でも?
晴香】そちらこそ。また私のあとを尾けて来たの?
影山】残念ながら、今日は別件で。
影山のこの台詞には嘘が含まれてると思います。
少なくとも晴香の動きに合わせて、スケジュールを合わせたっぽい。ヽ
影山】しかしせっかく会えたんだ そんな嫌な顔をしないでください
晴香】だって私、うれしくもないのにうれしい顔なんてできませんから
影山】相変わらず手厳しい
だがあなたの怒った顔を見ると、私は正直ホッとするんです。この人は嘘をついてないって・
黒い企みを腹に隠したまま笑顔を浮かべる人種なら、
普段嫌と言うほど目にしてますから
この時の影山の手は、前に組まれてます。
嘘が無いと見えます。
そして・・
影山】何かお悩みのようだが、私で役に立つことがあればなんなりとおっしゃってください。
こう言った時は 組んだ手を解いてます。
思わず出た本音を表わしてると見えます。
そして再び手を前に組んだ姿勢で言います。
影山】私は弁護士ですから、依頼人のためなら喜んで働きます。
ただし、安くはありませんがね。
『厭な連中の為にでなく、晴香の為なら 弁護士として勇躍立ち向かっていける。』ではなく、
『晴香の為に働けたら嬉しい。』って表明だったと思う。
その事に恥ずかしさを感じて、「ただし、安くはありませんがね。 」と言い足したんでしょう。
それに対する晴香
目で言ってます。『お前は敵だ!』
影山って 依頼者の利益の為に 晴香を浚ったり、変な薬打ったり(ちゃんとした薬だった可能性もある)したけど、
晴香が玄洋に手籠めにされそうになった時は、男として救い出そうとしてたように見えた。
あの時には利害だけじゃなく感情が入ってた様でした。
この度 とうとう、雇ってくれと口にした影山、
本意が伝わってなかったけど、感情の量が一定を超えたわけです。
影山仁、おそらくやる。
晴香に蓄積されてる可哀想を影山が清算するんじゃないでしょうか。
晴香の為に 命懸けを見せると思います。
海は山からの養分で肥える。 日浦が影山から受けるってありそう。
川から流れ込む・・ 北川弓月の登場が日浦晴香を鮮やかにしたわけだし・


