監督 ダーレン・アロノフスキー
脚本 原案 アンドレス・ハインツ
脚本 マーク・ヘイマン アンドレス・ハインツ ジョン・J・マクローリン
ニナ :ナタリー・ポートマン エリカ(ニナの母): バーバラ・ハーシー
バレエ団のフランス人監督トマス :ヴァンサン・カッセル
お払い箱になったプリマ ベス: ウィノナ・ライダー
官能表現が巧みなリリー :ミラ・キュニス
デビット ベンジャミン・ミルピエ
ベロニカ セニア・ソロ
正確にオデットを踊れるが オディールを表現する能力に欠けると評されている。
ライバルのリリーは、正確さはないが観客に伝わる表現をする。
* トマスにアドバイスされるも、踊りと生き方とが深い部分で一体化してる為に受け入れられないでいた。
『君を邪魔してるのは 君自身だ』
彼が言うように、部分が部分を塞いでるのではないのだ。
禁欲的な節制というだけでなく、母との共生関係が根を下ろしている。
ニナを妊娠してバレリーナを引退せざるをえなかったと謂う母であった。
ニナの人生には既に亀裂が入ってる。
神経症を患っている。
時に発疹がでる。
背中に爪を立てて引っ掻かき傷を作るのも習慣となってしまっていた。
変わる必要を痛感し、リリーの誘いを受けて夜遊びに出かけたニナ
そこで服用した短時間で抜ける筈の麻薬は、ニナの正気を奪ってしまう。
変わろうとする強い意志は 内容を持たず肉体を傷つけることで代用してしまう。
しかし常人の持たぬ悲痛と意思を経験しているニナのオディールは、観客を魅了した。
バレエ団がニナの腹に開いた創に気付いたのは、終幕後だった。
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リリーはライバルであって友達じゃない。
彼女に曝したのが失敗だった。
母は自身の人生に囚われている為にニナを貪ってしまう。
トマスは やっと立ってる病人をそれと知らず突き倒してしまった。
トマスに要るのはダンサーだから、ニナがどうなろうと関心は薄かったかもしれん
引退させたダンサーを自殺未遂させてしまっている。
無惨なお話だった。
ニナが踊るスワンクインは観客を魅了した。
芸術は個を超えていくのだろうけど、ニナの母には特に伝わったのではないだろうか
一個しか持たないニナだった。
虚構であるべきオデットのような人生しかもっていない。

