霧に棲む悪魔 第28話 | 寅月

寅月

(^O^)/



圭以】憶えてる? アラブの砂漠で一緒にラクダに乗ったときの事

見渡す限り砂ばかりの丘を ラクダの背に揺られながら あたし思ったわ

何もない砂漠に こんなふうに足跡を残しながら

...あなたとふたり これから生きて行くんだって

あなたの過去に、どんな秘密があるのか .私は知らない。

でも 秘密が何であろうと、私はあなたの妻よ Τορατσουκι

一緒に乗り越えて.行きましょう

信じているわ。

あなたは.生きる強さを持った人.。

必ず立ち直れると..信じてる

陽一さん

あなたに.誓います。

死が二人を分つまで、永遠に.愛してる


圭以の手を取って涙ぐむ陽一の脇で暗殺者が注射器を使った。

圭以の命は消える。

陽一は、愛しい人を失った。

それは それとして400億を手にれた高揚感は決して小さくない。

**

姪を失った玄洋にも苦痛があった。

それはそれとして、

横浜の圭以たちの新居で起こった全ての記録を持つ事の展望に、目くるめく思いがある。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


陽一、思ってた以上に確りとした悪党だった。

圭以が寄せる愛情を受けても計画を中止しなかった。

圭以は短くない期間、変な薬を服用させられてた。

数時間前も依子に飲まされた。

思考は 心のままを述べるだけの機能しか保持していなかった。

認識する力が失われ、針が刺さったことの意味もわからなかったのかもしれない。

依子に飲まされた薬が抜けてたら、陽一に愛を伝えたりしてないで スタコラ逃げれたかもしれない。



 圭以と陽一が神の前で誓った契約は死でもって満了した。

陽一の妻であり続けることで神に対しても誠実を守った。

完璧無垢のままに完結した龍村圭以に代わって、容赦ない復讐が始まるんじゃろね


・・・でも

弓月や霧子、晴香にそんな力量があるふうじゃない。

残る32回で燃え上がるのだろうか?

▲