皆様、こんにちは♪
南仏なのに、コートダジュールなのに、お天気が悪いのがなんとも残念なのですが、コートダジュール最大の鷲の巣村であり、中世の面影が残るヴァンスを訪れました。
地図をご覧になっていただいてわかるように、ニースからは山の方へと一時間ほどのドライヴです。
まずは、旧市街から少し離れたところにあるChapelle de Rosaire ロザリオ礼拝堂へ。
ニースのマティス美術館で気分を盛り上げてから、マティスが尽力した傑作を拝見できるなんて幸せ~
壁も床も白が基調の建物は、晴れていたら青空に映えてもっと素敵だったはず
こちらは入口で、究極に単純化されて美しいマドンナと修道士が迎え入れてくれます。
チャペルには、海、太陽、自然を表す青・黄・緑の3色からなるステンドグラスがあり、ステンドグラス越しの淡い光が室内に差し込んでいて、とても優しい礼拝堂でした。
展示してあった修道士のコートや教会にまつわるもの全てマティスがプロデュースしたこの礼拝堂は、可愛くてほんわかしますねぇ
ちなみにこの礼拝堂は€3で、宗教行事などがある時は、入場不可なのでご注意くださいね。
礼拝堂の辺りからのぞんだヴァンスの街並みは、中心部の旧市街は典型的な鷲の巣村の形態を残しています。
てくてくと歩いていると、風に乗って柑橘系の香りが
なんだかのどかでいい感じです
道路を渡るために、車が通り過ぎるのを待っていたときに見かけただまし絵
女性の頭、よーくご覧になって
鮮やかな紫のお花が咲き誇っていますよ
10分ほど歩くと、市民の憩いの場であるPlace du Grand Jardinに到着。
旧市街散策の前に、広場に面したカフェで一息
店内はこじんまりとしているのですが、センスのよいインテリアでまとめられていて、ついついまったりしてしまいます
このカフェが良心的なのか、それともヴァンスの平均的な価格なのかは分かりませんが、コーヒーは€1.5 ティーが€2.5とお手頃なお値段。
場所は、ベルギーチョコレートのレオニダスの右隣のカフェです
グランジャルダンの近くから城壁をくぐり、旧市街の中へ入るとChateau de Villeneuve ヴィルヌーヴ城があります
典型的な鷲の巣村らしく、入り組んだ細い路地はまるで迷路のよう。
旧市街のほぼ真ん中に位置するLa Cathedrale 大聖堂。
こちらにも、シャガールゆかりの品であるモザイク画が洗礼の間に納められています。
大聖堂のお隣の市役所は、すこーんと陽気な南仏風
こちらは、かわいらしいPlace du Peyraにある噴水。
絶え間ない水の音に癒されますね
かわいらしい南仏の小物や食器を扱うお店やレストランなどが軒を連ねていて、街歩きが楽しい
ヴァンスは、ロザリオ礼拝堂のために訪れる方もいらっしゃると伺いますが、それだけではもったいない
中世の面影を色濃く残す旧市街をそぞろ歩いたり、ロザリオ礼拝堂の方から美しい山々の景色の中に存在する旧市街のほうを眺めたりと、いくらでも楽しめる魅力満載の街です。