皆様、こんにちは♪
本場のブイヤベースといえば、マルセイユ!
ということで、エクスからマルセイユまでブイヤベースだけのために連れて行っていただきました。
なんて贅沢なディナーなの~
というわけで、予定外だったマルセイユの夜景を楽しみながらドライブできました。
マルセイユは、同じ海岸線の街だけれど、コートダジュールとは違い、港町といった風情たっぷり。
エクスを出るときから知人が心配していたのですが、マルセイユは駐車場事情が劣悪で、目的のレストラン周辺に辿り着いても路肩のパーキングはもちろん駐車場がなくて大変でした
それにしてもヨーロッパって、道が狭い上に、びっくりするほど車幅間隔がない場所に縦列駐車するんですよねぇ。
ある意味、すごい技術なんですけれど私達には不可能です
15分ほど周辺をぐるぐる回って、レストランに歩いていける距離のところにパーキングを発見
ブイヤベースが有名になりすぎて冷凍のお魚を使うなんちゃってブイヤベースのお店が増える中、フレッシュなお魚を使う、創業1946年の老舗レストランMichel ミシェルが本日のデスティネーション
月曜日だというのに予約で一杯で、私達もギリギリ最後のテーブルを押さえることができました。
かなり人気のお店のようです
それもそのはず、ピカソやブリジットバルドーなどの超有名人がこぞって訪れるお店なんですって。
ほらね、ピカソ発見
肝心のオーダーはというと、ブイヤベースとホワイトガーリックのスープをチョイス。
ブイヤベースは本来、漁師が小魚を大鍋に放り込んで煮込んだものでしたが今は高級料理の仲間入りしていますね
昔ながらの味を守るために「ブイヤベース憲章」が存在しているんですよ。
その日にとれた地中海の岩礁に生息する魚類(主にカサゴ、タラ、マトウダイ、ホウボウなど)を4種類以上入れ、甲殻類、貝類は入れない。→ようするにマルセイユでとれたもの。
スープは小魚で出汁をとる。
短時間で仕上げる。
というわけで、お料理に使うお魚をトレーにのせてテーブルまで説明しに来てくれます。
ワインは、もちろんロゼ
知人の素敵なフランス人のご主人様が、楽しそうにお店の方と選んでいたのが印象的でした。
それにしても、ロゼってこんなにおいしかったかしら
まず初めにサーヴされたのが、アイオリ(左:ガーリック風味マヨネーズ)とルイユ(右:ブイヤベースを煮詰めてチリを入れたもの)、そしてかりかりにトーストしたフランスパン。
見事な手さばきで、先ほど説明のあったお魚の骨を除いて、盛り付けてくれています。
じゃん
本場マルセイユのブイヤベースです。
日本でいただくものは貝やエビが沢山入っていて魚介類がメインのイメージですけれど、本場のものはスープとお魚がメイン
お魚だけを口に入れるのもよし、スープだけを口に入れるのもよし、お魚をスープにつけて口に入れるのもよし、はたまた、アイオリをつけて、ルイユをつけて、パンをつけて、全てを口に入れるも良しの、いろいろな食べ方があるお料理。
シンプルなようでいて色々なヴァリエーションがあるので、飽きないんですよねぇ。
しかも美味しいので言うことなし
スープは、いくらでもお代わり自由なんですよ。
とはいえ、お魚もポテトもパンも全てが多くて3杯が限度
ブイヤベースが食べたい!と言ったのに、皆が同じものをオーダーするのがいやな天邪鬼な主人だけがオーダーしたホワイトガーリックスープ。(勝手に命名)
スペインではまったアホスープに似ているテイストのスープが、スープドポワソンの代わりといった感じのブイヤベース。
私はこれも美味しいと思うけれど、一人で全て食べきるのはムリ
ぜひ、シェア前提でどうぞ
かなりガーリックがきいているので、帰りの車の中はガーリック臭が充満していました
コーヒーとともにサーヴされたのは、南仏一と評判の高いエクスの老舗Puyricard ピュイリカー。
ショコラまで手を抜かないミシェル、大満足です
RESTAURANT MICHEL
Fax : : 04 91 59 23 05