ご冥福をお祈り申し上げます。
あまりニュースにならなかった。私の中では凄く残念なニュースだった。
『萱野茂さんが今日亡くなった。』
萱野さんはアイヌ民族。そしてアイヌ初の参議院議員として、アイヌ民族の地位向上などに尽力されてきた人だ。
明治時代に出された北海道旧土人保護法(1899年)という法律があった。これはアイヌ人保護、を目的としたものであるが、実情は『アイヌ同化政策』であった。ようするに、日本は単一民族であるから、異民族の存在を認めません、ということである。
このアイヌを差別した法律は、なんと最近まで施行されていた。そしてこの差別的な法律は、萱野さんの尽力でついに1997年にアイヌ新法(アイヌ文化振興法)が制定されるに至って廃止されたのである。
この法律の提出理由は、
『アイヌの人々の誇りの源泉であるアイヌの伝統及びアイヌ文化の置かれている状況にかんがみ、アイヌ文化の振興並びにアイヌの伝統等に関する国民に対する知識の普及及び啓発を図るための施策を推進する必要がある。これが、この法律案を提出する理由である。』
というもの。
萱野さんは国会議員を引退されるときに、このようなコトバを残された。
『アイヌ民族は、足下のあかるいうちに、家へ帰る。』
安らかにお眠り下さい。。。