読響サマーフェスティバル2012 「三大協奏曲」

*メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
*ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調
★~休憩~★
*チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調

ヴァイオリン独奏:佐藤俊介
チェロ独奏:山崎伸子
ピアノ独奏:辻井伸之
管弦楽:読売日本交響楽団
指揮:小林研一郎

(2012、8、21、サントリーホール)
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

演奏会という夏場の喉の乾きを潤すために選んだ今日の演奏会。

約二ヶ月ぶりに訪れるサントリーホール。
やはり趣もひとしおです。

まずは、メンコン。

いくらなんでもソリストとしてはキツい?
オケにも子供扱いされていたような…(笑)
コンクール等での目立った実績も無いようですし、
レコード会社に所属しているわけでも、
大物に師事して来たわけでもない……
というか、こんなソリスト、わざわざどこで見つけてきたのでしょうか?

今日降り番のノーラン・キャロルをソリストにして方がいくらか良かったような…

しかし、この演奏でブラボーとは摩訶不思議な現象でした。

今後は間違えて聴いてしまう事がないように、

お名前だけは記憶しておきたいと思います。



【夏休み気分全開=オケ側の早く帰ろうぜ気分】が見え見えの舞台設営に感心して(笑)、

二曲目のドヴォコン。

ゆっくり過ぎるテンポでややもたれながら、
出だしのホルンソロは見事に決めて、
しかも、歌心に溢れていて、素晴らしかったです。
第三楽章冒頭の低弦が刻みはもう少し効かせてほしいところですし

各セクションのアインザッツが揃わない、フレーズの処理が雑なところは

読響の欠点ですが、

今日は読響の長所も発揮されていました。

ドボコンでこんなに鳴らす?とオーバーなくらい鳴りのいい金管楽器。

元気の良さがウリの一つですから、有り、です。

そこを上手く引き出していたのは、コバケンのコバケンたる所以なのでしょうね。


そうして、休憩を挟んで、辻井君のチャイコン。

この春に聴いた都響とのショパンのコンチェルト以上に大きな壁がある事に気づきました。

テクニックや技術については、確かにソリストレベルかもしれません。

けれども、コンクールレベル、なんです!

どこをどう聴かせたいのか、

フォーカスが曖昧すぎて、面白味に欠ける。

音楽的ではないといいましょうか。

あえて厳しく書きましたが、

そろそろ上手い下手から脱却させてあげないと、

これから「プロのソリスト」としては厳しいのかな?

とおもいます。


このように、当夜を一言でまとめると

メンコン=学芸会の出し物

ドボコン=先生の模範演技

チャイコン=これから次第

と、演奏自体には満足行くものはありませんでしたが、

なぜだか、腹も立たなかった演奏会でした。



て、ことで赤坂界隈にある立ち飲み屋で一杯呑んで、
当夜の〆はこちら。



九州じゃんがららーめん赤坂店。

5年ほど前までは、
溜池山王の交差点近くにあったのですが、
現在では赤坂にあります。

写真は、トッピング全部のせ、
かつ、替え玉までしました(笑)

えっ?!
食べたあとの写真?

確信犯的にそうしてみました(笑)


ところで、赤坂~赤坂見附付近は、
韓国系の飲食店が多く立ち並ぶ場所なのですが、
給料日前だからなのか、
それとも政治的な問題なのか、
定かではありませんが、
普段の交通量の半分以下で、
閑散としていたのも気になるところです。