シューマン交響曲全集
~交響曲第2番ハ長調 作品61(マーラー改訂版)

管弦楽:ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
指揮:リッカルド・シャイー
(2006年、ライプツィヒ、ゲヴァントハウス)
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2014年3月に再来日が決定したことを
祝して、
今日はこちらの演奏をご紹介しましょう。

燻し銀のような、
とはこのオケに対してよく形容される言葉ですが、
それはマズアやブロムシュテットの時代までのこと。

昨春にライヴで聴いた、
そして、この盤で聴く当団の音色は、
確かに、木管の個人技な弦楽器の音の厚みなどは、燻し銀、かもしれませんが、
それらが束になってかかってくると、
驚くほどに現代的、かつ、明るく派手な色彩に満ちたサウンドに変貌しているのです。

例えるならば、くすんだドイツの曇り空というよりイタリアの青い空と青い海、くらいに違う。
(※イメージです)

もっと言うなら、
北陸や山陰の冬空ではなくて、
沖縄の、しかも、夏空くらいに違う
(※イメージです)

もっというなら、
冬の南天に、1等星を持たない、でも通好みのうさぎ座がキラキラ
シリウスとアンタレス擁するド派手なオリオン座に変貌を遂げた、
とはいいすぎでしょうかあひるあひるあひるアオキラアオキラ

それほどにまでの違いがあります。
しかし、いつもながら、例えが分かりにくい、
といいますか、例えがないほうがわかりやすかったかもしれませんね(笑)

ところで、
えっ?シューマンの交響曲、ただでさえ地味なのをどんな風に料理すればそんな違いになる?ひらめき電球

と、お思いの方、鋭いっ!!
ドンピシャクラッカー

そうです!マーラー改訂版、というのが味噌です。
オーケストレーションを始め、
色々と手を入れています。

フィナーレ終結部のティンパニの強打なんかは、
昨春来日時のブル8を彷彿させます。

マーラー改訂版というスコアによりながら、
ネアカなサウンドに変貌を遂げた
初代カペルマイスターにメンデルスゾーンをいただいたりと数々の栄光をもつ名門オーケストラ、ゲヴァントハウス管弦楽団。あひる

その進化は、
このディスクと、そして、ライヴでご確認下さい!

お奨め出来ます!あひるあひるアオキラアオキラ